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» 2013年10月11日 10時00分 UPDATE

ビジネスタブレットのお供に:悪いことは言わん、泊まりなら持ってけ――タブレット出張族のお供に「小型Wi-Fiルータ」 (2/2)

[森田秀一,Business Media 誠]
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小型ルータ4機種を比較

 続いて実際の製品を見ていこう。今回は4種類をピックアップした。どの機種もまったく問題なく通信ができたので、ここでは持ち運びのしやすさなどに注目した。

WRH-150(エレコム)

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製品名 WRH-150(エレコム)
価格 3444円
IEEE 802.11n通信時の最大速度 150Mbps
重量 約12.7グラム

 今回紹介する中ではもっともオーソドックスな製品。本体サイズは単3乾電池ほど。手のひらに乗せて握れるくらいのサイズ感である。ここに有線LAN端子とWPS設定用ボタンが内蔵されている。

 12.7グラムと軽く、カバンにポイッとしまい込んでおける手軽さがうれしい。給電用USBケーブルは取り外し可能で、パッケージには長さ30センチのタイプを1本同梱する。

 とにかくシンプルなつくりなので、「タブレットで使えればいい」という人はもちろん、定番的な製品を好む人にもオススメできるだろう。なお、本製品とPCをUSBケーブルで接続すると、有線LANアダプターとしても使える。その際もWi-Fi機能は有効だ。

sa_tab12.jpgPhoto 単3電池と並べるとそのコンパクトさが分かる(画面=左)。有線LAN端子は側面に装備(画面=右)

sa_tab14.jpgPhoto 反対側の側面には給電用のmicroUSB端子がある(画面=左)。WPS設定用ボタンも内蔵(画面=右)

WMR-300(バッファロー)

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製品名 WMR-300(バッファロー)
価格 3885円
IEEE 802.11n通信時の最大速度 300Mbps
重量 約51グラム

 11n通信時の最大速度300Mbpsをうたう小型ルータ。USBケーブルが直付けされており、コネクタ部分をスマートに収納するためのはめ込み溝もあらかじめ備わっている。また、有線LANケーブルを収納するケースが、ルータ本体に備わっている。

 前述のWRH-150BKと比べると本体サイズは大きめ。一方、直付けUSBケーブルの長さが4センチほどのため、電源との接続には意外と気を使う。恐らくは、ノートPCのUSBポートからの給電、あるいはホテル室内のデスク上にあるコンセントとの接続を前提にしているからだろう。

 足元近くのコンセントにつなぎ、デスクの上にルータ本体を置きたいというような場合には延長ケーブルが必要になる。

sa_tab22.jpgPhoto 有線LANポート(画面=左)。給電用USBケーブルは直付け式。使用しない時は、溝にはめ込んでスマートに収納しておける(画面=右)

sa_tab24.jpgPhoto 有線LANケーブルと、ケーブル用収納ケースが付属(画面=左)。ルータ本体とケーブル収納ケースが合体する(画面=右)

WFS-SR01(アイ・オー・データ機器)

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製品名 WFS-SR01(アイ・オー・データ機器)
価格 8925円
IEEE 802.11n通信時の最大速度 150Mbps
重量 約120グラム

 2600mAhのバッテリーとSDカードスロットを内蔵しており、モバイルバッテリーやWi-Fiストレージとして使える機器。ルータ機能はどちらかといえばオマケで、例えばPPPoE接続ができない(=自宅設置のフレッツ光用ルータとしては使えない)などの制限がある。WPSボタンもない。

 本体重量は、小型ルータとして考えた場合は重いが、モバイルバッテリーとして考えれば標準的。そのあたりをどう重視するかで評価も変わってくるだろう。なお、Wi-Fiストレージ機能を使う場合は「SR01 Manager」アプリ(iOS/Android対応)が必要。

sa_tab32.jpgsa_tab33.jpgPhoto ボタンや端子類は側面に(画面=左)。SDカードスロット(画面=中)。SDカードは完全に本体内に収納できる(画面=右)

Photo Wi-Fiストレージ機能を利用するためのアプリ「SR01 Manager」

VGP-WAR100(ソニー)

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製品名 VGP-WAR100(ソニー)
価格 3980円(直販サイト価格)
IEEE 802.11n通信時の最大速度 150Mbps
重量 約29グラム

 ソニーのノートPC「VAIO Pro 13/11」専用ACアダプタにドッキングさせて使うという、一風変わったルータ。Wi-Fi規格自体は汎用なので、当然タブレットでも接続できる。

 さすがに専用品ということもあって、ACアダプタとの一体感は抜群。ステータスLEDやWPSボタンも内蔵している。あくまでもVAIO Pro 13/11用ACアダプタ向けの製品のため、タブレット単独で使おうという本稿の趣旨からは若干外れるが、こういった傾向の製品は今後も増えていくだろう。

sa_tab42.jpgPhoto USB端子が飛び出ている。ここをVAIO Pro 13/11専用ACアダプターに差し込める(画面=左)。ACアダプタとルータを実際に連結させた状態(画面=右)

過渡期の製品ながら、2013年の時点では持っておきたい

 今回、小型ルータ4機種を見てきたが、「Wi-Fiでインターネットにつなぐ」という要素に特化した製品であるため、各社製品ごとの機能差は少ない。デザインの好みや価格を優先してもいいだろう。繰り返しになるが、給電用ケーブルの取り回しについては、しっかりと検討したほうがいい。

 最近ではMacBook Airに代表される薄型のノートPCでは、有線LAN端子を内蔵しないモデルが増えてきている。これらのノートPCを出張先のホテルで利用する場合には、やはり小型ルータがあると安心だ。

 もちろん、ビジネスホテルの客室内にWi-Fiの導入が進めば、小型ルータを持ち歩く必要はなくなるだろう。とはいえ、有線LAN中心の現代ホテル事情が、半年〜1年のレベルで大転換するとはさすがに考えにくい。少なくとも現状(2013年10月時点)では、出張でも個人の旅行でも持っていて損はない製品だ。

 もし、それでも導入に迷うようであれば、まずは部署単位で1つ買ってみるというのはどうだろうか。シンプルな機種なら、量販店の店頭やAmazon.co.jpで2000円台で入手(2013年10月時点)できる。あとは必要に応じてACアダプターを買うなり流用するなりすればOKだ。出張の不満や不安を確実に減らせるので、ぜひ1度利用してみてほしい。

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