起業に対する社会的リスクは大きく下がっている。心理的なバリアを取り除くマインド・セットを
「失敗したら借金地獄」というのは、起業に対する誤解の1つです。事業に賛同して投資家から集めたお金を正当に使えば、たとえ失敗しても会社をやめる以上の責任をとらされることはありません。全力で取り組み、評価されていれば、次のチャンスもあり得ます。
法律や制度の壁は、欧米と比べてもそれほど大きくありません。それでも日本の起業率が低いのは、若者の気持ち(=マインド)が原因です。「マインドリセット」してみましょう。
起業の目的はお金だけじゃない。社会を良くするために頑張っている人たちがいる
ベンチャー企業が成功すれば、事業売却や株式公開などで、創業者は巨額のお金を得ることができます。
但し、80年代起業家達が目指すのは、お金だけではありません。むしろ、お金はやりたいことを達成するための道具であり、目標をクリアしたときのボーナスポイントです。
多くの人の生活をハッピーにしたり、便利にすることで喜びを感じています。
近年は、NPO法人などを活動のベースにする「社会起業家」というカテゴリーも生まれています。社会の役に立つことは仕事のやりがいにつながり、人生の目標になり得るものではないでしょうか?
山口哲一(やまぐち・のりかず)
1964年、東京生。早稲田大学第二文学部中退。音楽プロデューサー、コンテンツビジネス・エバンジェリスト。
株式会社バグ・コーポレーション代表取締役。『デジタルコンテンツ白書』(経済産業省監修)編集委員。
主な著書に『プロ直伝! 職業作曲家への道』(リットーミュージック)、『ソーシャル時代に音楽を“売る”7つの戦略』(リットーミュージック)、『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社・共著)などがある。
Web連載:
WEDGE infinity「ビジネスパーソンのためのエンタメ業界入門」
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誠ブログ:
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