こうした集中力の緩急は1日の仕事だけでなく、長期にわたる目標達成などでも重要です。新製品プロジェクトの完成、事業計画の戦略立案から遂行、資格試験への合格など長い時間をかけて目標達成まで集中を持続させる場合には、リラックスと飽きない工夫が必要です。
毎日同じような集中度合いで仕事ばかりしていると、メリハリがなくなります。週末には身体を動かす、家族と外出する、趣味に没頭するなど仕事で使っていない身体や頭を動かして、リフレッシュすべきです。仕事ができる人はかならず週末にもだらだら仕事をしていることはなく、多いに遊び、多いに学ぶタイプが圧倒的に多いです。あなたも、1日、1週間、1カ月、そして1年というそれぞれの時間単位の中で、集中とリラックスをうまく組み合わせた良い習慣を身に付けてください。
集中力を持続させるためのリズム、リワード、リラックス、リピートという4つのRを紹介しました。しかし、集中力を呼び込むのは心の力です。
次回は、ほおっておけばすぐにカオス状態になってしまう私たちの心を1点に集めるために、普段から心掛けておくとよいことをいくつか紹介したいと思います。自分自身の心を上手にコントロールできるのであれば、集中のスイッチを入れることは、よりスムーズになるでしょう。お楽しみに!
成功者ばかりを生み出している幼児教育プログラムのエッセンスをヒントに、大人でも、仕事や夢の実現のために集中力を総動員させるための技術についてまとめたものです。集中力がもたらす奇跡を知りたい方は、ぜひ一読ください。
知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。
リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。
ビジネスマンの「知的生産性の向上」をテーマに精力的に執筆・講演活動も行っている。近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)、『すべての勉強は、「図」でうまくいく』(三笠書房刊)がある。
連絡先: nagata@showcase-tv.com
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