情報収集アプリ「Antenna」は、自分の興味を広げてくれる“スマホ時代の雑誌”新しい働き方のチームが作るモノ(2/2 ページ)

» 2013年11月13日 14時00分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]
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雑誌アプリが作りたくてマクロミルからスピンアウト

 Antennaを開発するグライダーアソシエイツとはどのような会社なのだろうか。筆者はてっきり技術集団だと思っていたが、社内にいるメンバーは約10人ほど。あとはフリーのエンジニアに依頼をして開発を行っているという。

 「優秀なエンジニアを社内で雇うのは難しいので、Antennaの方向性に共感してくれて、楽しくスピード感を持って仕事をしてくれる外部のエンジニアに依頼をしている。ネットワークを介してつながっているバーチャルカンパニーのようなもの」(町野さん)

社内の様子。サービスアドバイザリーとして元ライブドア社長の堀江貴文さんが就任し、ミーティングも実施している

 グライダーアソシエイツの代表取締役である町野さんは、調査会社マクロミルの出身者。町野さんはマクロミルが30人ほど(2003年当時、現在は約750人)だったころのメンバーで、新規ビジネスの考案などをしていた。そのときに「好きだった雑誌で何かできないか」と思い付いたアイデアが現在のAntennaにつながっている。

 「おいしいカフェの情報やオフタイム情報、ネタも含めて雑誌には楽しい情報がたくさん載っている。それをシンプルなユーザーインタフェースでサクサク見れる。自分だけのアンテナ。そういうものにしていきたい」(町野さん)

 2013年10月には広告商品の販売を本格的に開始。自動車ブランド「LEXUS」やスポーツブランド「ナイキ」といった大手ブランドを中心に実績を残している。今後は近いうちに500万ユーザーを突破することが目標だと話していた。

オフィスの様子
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