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» 2013年11月21日 11時00分 UPDATE

世界を変える80年代生まれの起業家:「成功したときにめちゃくちゃ金持ちになりたい」と思ったら起業するしかなかった (1/2)

それなりに実績と経験を積んだ28歳のとき「サラリーマンのままでは起業している奴らには勝てない」と思った。「成功したときにめちゃくちゃ金持ちになりたい」と考えたら、選択肢が起業しかなかった。

[山口哲一,Business Media 誠]

集中連載「世界を変える80年代生まれの起業家」について

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 本連載は、山口哲一著、書籍『世界を変える80年代生まれの起業家』(SPACE SHOWER BOOks)から一部抜粋、編集しています。

日本を活性化させるのは、80年代生まれの起業家だ!

国内の雇用環境の激変を背景に、若者の職業選択は大きく変わろうとしている。自己実現を1つの手段として、生き方として、新たに自らサービスを創造する「起業という選択」が注目されている。

本書では社会に新たな価値を提示し果敢に挑戦をし続ける、注目の80年代生まれの起業家10人に焦点をあて、彼らの起業動機やサービスのコンセプト、事業のあるべき姿、将来や人生の目標などをたずね、彼らの真の姿を浮彫りにしながら、起業という「もう1つの生き方」を提案。

シューカツの社会的矛盾と起業という選択肢の価値を問う。


プロフィール:

関根佑介

1982年生まれ。尚美ミュージックカレッジ卒業生。2005年にファンクラブシステムの開発と運営を行うデータリーフに入社。2006年、アフィリエイト事業を展開するファンコミュニケーションズに入社し、事業開発部にて複数サービスの企画・設計に従事。

2011年スパイア(現ユナイテッド)に入社、2013年に事業部長就任。今までに企画した主なスマートフォン向けサービスは、音楽を聴きながら歌詞が確認できるスマートフォン向け音楽プレイヤー「Lyrica(リリカ)」(370万DL)や、使いやすさのみを追及した音楽プレイヤー「Discodeer(ディスコディア)」(170万DL)など。

発案やプロジェクトへの参加としてスマートフォンを可愛く着せ替えができる「CocoPPa(ココッパ)」(1200万DL)の発案やDeNA社との共同事業である音楽サービス「Groovy(グルーヴィー)」がある。その他、スマートフォン向けのUIや企画に関するセミナーへの登壇やさまざまな他社サービスのアドバイザーなどの活動も行っている。


昔に比べて20代に大きなチャンスがある

 僕の20代は、フィーチャーフォンと呼ばれる“ガラケー時代”でした。それが急にスマホの時代に変わってしまった。結果、スマホ経験1年生の新卒とほぼ同じスタート地点になってしまいました。しかも彼らは、スマートフォンや携帯があるのが当たり前という感覚で生活しているユーザ目線に近い世代はアイデアや発想の質が全く違ってきます。これが本当に強みだと思っていて、今の大きく市場が変わってしまったタイミングでは20代にとてもチャンスがあると思います。普通に羨ましいです。

 もう1つアドバイスするとしたら、歳を重ねると当時の友人が徐々に偉くなっていくから、若いときの人脈は大切にしたほうがいいという事です。僕も歌詞サイトをやっているときに、専門学校の同級生だったMAY’Sというアーティストが売れてきて、一緒に企画をやって成功しました。また、当時の取引先の人にはいまだにいろいろと助けてもらっています。

新会社FOGGは、SF小説『80日間世界一周』の主人公の名前

 それなりに実績と経験を積んだ28歳のときに、「サラリーマンのままでは起業している奴らには本当の意味で勝てない」と強く思うようになりました。あと、成功したときにめちゃくちゃ金持ちになりたい。それを考えたら選択肢が起業しかなかったんです。実績が出てきたので僕らを応援してくれる人も周りにいたというのも大きいです。

 リリース前なので具体的にどのようなサービスでライフスタイルを変えたいのかはまだ秘密ですが、本当に作りたかったサービスなので人生のすべてを賭けてやるつもりです。

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 ちなみにフォッグという会社名は、ある小説の主人公の名前です。さまざまな著名人に影響を与えたSFの父とも言われているジュール・ヴェルヌという1800年代の作家の小説で『80日間世界一周』(※)という作品があります。フォッグはその小説に出てくる主人公です。彼は「ちょっとの誤差も許さない」「今の状況を投げ捨ててでも物事に挑戦する」という、慎重かつ強い勇気をもった人間です。世界一周という作品に出てくるということもあり、僕らはグローバルで挑戦するし、リスクを承知で起業していたので会社名をそこから頂戴して FOGG(フォッグ)と名づけました。会社環境としてはストイックかつ、居心地の良い環境を目指しています。結果、オフィス感があまりない作業に没頭するアトリエに近い雰囲気になっています(笑)。

※:1872年にジュール・ヴェルヌが発表した冒険小説。
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