最強にクリエイティブなチームを作るのに必要な「5人の存在」3分LifeHacking(2/2 ページ)

» 2013年12月06日 08時00分 公開
[Emily Cohen(訳:佐藤ゆき),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]
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4.主張者:時に「悪役」を引き受け、賢明に交渉を進める者

 あなたのチームメンバーは、実際の能力よりも多くの仕事を受け入れてしまったり、クライアントの言いなりになる傾向がありますか? 答えがイエスであれば、必要なのは「主張者」です。

 「主張者」はチームの中心に立って、チーム全体を管理します。厳しい決断を下すことも厭わず、チーム全体が利益を得られるように、ルールとプロセスを徹底します。それが、クライアントとの厳しい会話を伴うものであっても、最終的により良い結果と、誠実な関係をもたらすのです。「主張者」は、対立と摩擦を起こすことなく「悪役」を演じることができます。「主張者」は、標準となる作業手順を順守し、従業員とクライアントとの好ましい関係を維持するのに、非常に重要な存在のです。

 「主張者」の役を進んで引き受けてくれるメンバーがいなくては、クライアントや他部署のスタッフはメンバーを好きなように利用しかねません。チームの規模にもよりますが、「主張者」はその仕事を専門に行う者か、もしくはクライアントとの交渉やメンバーの管理を任されている大きな権限を持った人が担うべきでしょう。

5.政治調整者:社内政治や組織的な問題を上手に処理する者

 あなたの会社は、社内政治の力の大きい、階層形組織ですか? 社内の委員会が下した決定を拒否することは困難ですか? 答えがイエスであれば、必要なのは「政治調整者」です。

 「政治調整者」は、会社やクライアントとチームの間に生じる溝を埋めます。「政治調整者」は、自社やクライアントの政治、組織を理解し、受け入れ、うまく扱うことができるのです。複雑で組織的な問題に取り組むことに積極的で、むしろそのチャレンジをやりがいがあると見なすので、チームを内側から強力に支えます。

 「政治調整者」がいなければ、チームはクライアントから突きつけられた無理難題をただ責めるだけでしょう。しかし、「政治調整者」がいれば、対立を生むことなく、組織的な問題やクライアントとの問題を健全かつ適切に処理、解消することができるのです。

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