「残業絶対ゼロ」だからこそ、売れる営業になれる!「残業絶対ゼロ」でも売れる私の営業法(1/3 ページ)

日々の残業を「絶対」に「ゼロ」にする。強い意志を持つことで、仕事のムダを省きながらも仕事を定時までに終わらせ、驚くほどの結果を出すことができるのです。なんとなく「残業ゼロ」にしたいと思っただけでは、残業がゼロになることは決してないのです。

» 2013年12月17日 11時00分 公開
[須藤由芙子,Business Media 誠]

集中連載「「残業絶対ゼロ」でも売れる私の営業法」について

本連載は、須藤由芙子著、書籍『17時までに結果を出す! 「残業絶対ゼロ」でも売れる私の営業法』(日本実業出版社刊)から一部抜粋、編集しています。

本書はタイトルどおり、「残業」を「絶対ゼロ」にしながらノルマも達成する「超効率的営業法」の本です。

「残業絶対ゼロ」にこだわるのには、理由があります。1秒も残業をしないと決めることで初めて、仕事のムダを極限まで省き、定時までに必ず成果を上げる「知恵」と「覚悟」が生まれるのです。仕事と育児を両立させた、超効率的ノウハウを初公開!

会議や雑用に邪魔されずに「訪問」時間を捻出するスケジューリング、短時間・高確率でアポがとれる「引き継ぎテレアポ」、多くの顧客へのフォローを一斉に行う「大量営業」の仕組み、クロージングをかけずに「受注」する技術、最短時間で大きな結果を出す「大物釣り」の方法……。

これらを駆使することで「残業絶対ゼロ」でも結果を出せるのです。

ダラダラ残業している現状を変えたい、家庭の事情などで残業をゼロにしたい、最低限の時間で圧倒的な結果を残したい……など、そんなあなたのための「超効率営業法」を、ぜひ本書で学んでください。


 日々の残業を「絶対」に「ゼロ」にする。そういう強い意志を持つことで、仕事のムダを省きながらも営業本来の仕事を定時までに終わらせ、驚くほどの結果を出すことができるのです。

 ところで、なぜ「残業ゼロ」ではなく、「残業絶対ゼロ」という言葉にこだわったのか?

 結論から言うと、ただ、なんとなく「残業ゼロ」にしたいと思っただけでは、残業がゼロになることは決してないからです。

 なんとなく「残業ゼロ」にしたいと考えている人は、本心では「残業ゼロとまでは言わないけれど、今の残業量を減らしていこう」とか、「毎日定時に上がるのは無理だけど、19時くらいには上がれたらいいな」というように、どこか自分に甘いのです。それでは、これまでズルズルと残業してきた悪い習慣に引きずられ、多少の時短は可能になっても、残業をスパッとゼロにすることはできません。

 だからこそ、「残業絶対ゼロ」なのです。

 「残業を今より少しずつ減らしていく」という発想ではなく、「残業は絶対にゼロでなければいけない」というルールを徹底するのが大事なのです。

「ノルマの達成」に焦点を当てる前に「残業絶対ゼロ」に焦点を

 この連載では、営業ならば誰でも気にしている「ノルマの達成」のためのノウハウを伝えていきます。

 各ノウハウは誰にでもできるような簡単なものです。ただ、厳しい言い方をしますが、毎日ダラダラと残業している人が、なんとなくこの方法を真似たところで、簡単には「ノルマの達成」はできないと思います。

 なぜなら、これは私自身が「残業絶対ゼロ」のルールの下に、「時間の縛り」と「ノルマのプレッシャー」という2つの強烈な制約を感じながら、苦心して編み出した営業ノウハウだからです。

 営業の目標は、会社から課されたノルマを達成すること。これについては、異論はないと思います。

 しかし、ノルマを達成しようと思えば、できるだけ多くのお客様と接点を持ち、商品の知識や営業の経験をどんどん増やさなければなりません。

 知識と経験は、行動量を増やせば増やすほど「無限」に増やすことができます。そのため、知識と経験をもっと蓄え、その上でノルマを達成しようとすると、普通は時間がいくらあっても足りず、毎日、夜遅くまで残業することになってしまうのです。

 しかし、人の集中力は、有限です。

 毎日残業続きで仕事をしているうちに、心も体も疲弊してしまいます。人によっては会社や上司、まわりの人たち、あるいは自分自身や世の中に対する愚痴……、と愚痴のスパイラルに陥ったりもします。

 営業が疲れ切っていては、結果は出せません。

 なぜならば、営業は「お客様が買いたい」と思う一瞬のタイミングに、最大限の力を発揮できるかどうかで結果が決まるからです。

 あなたも、疲れ切ったようすの営業から商品を買いたいとは思いませんよね? だからこそ、毎日、定時という絶対的な区切りで仕事を終え、日々新鮮な気持ちで営業を行う必要があるのです。

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