年末年始は知的生産性を高める「お仕事カイゼン」絶好の機会トップ1%だけが実践している集中力メソッド(3/3 ページ)

» 2013年12月25日 11時00分 公開
[永田豊志,Business Media 誠]
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辞書登録やショートカットの設定見直し

 同じ文章や情報は、何度も打たなくてすむようにすべて辞書登録しておきましょう。僕は、標準的なあいさつ文、自宅や会社の住所・電話番号・メールアドレス・URL、標準のIMEで変換できない専門用語、罫線や記号のたぐいはすべて辞書登録しています。自分用の辞書を読み込ませて、複数の端末で同じ環境を作ることもできます。

僕の場合はGoogleの辞書を使っています。住所や連絡先情報、あいさつ文など多数登録しています。かつてはオンライン同期ができて大変便利だったのですが、いきなりサービスがなくなってしまいました。復活を強く望みます!

 辞書登録では入れられない長い文章でも、何度か同じものを使う可能性がある場合は、ユーティリティソフトを使って登録しています。僕の場合はMac用の無料ソフトClipMenuで管理しています。よく使う定型文や画像などを複数登録しておき、メニューバーから選択して貼り付けるだけなので、大変便利です。銀行口座、自分のプロフィール文、名刺情報などをいれておくと間違いなく、スピーディに入れられて気持ちが良いですよ。

MacユーザーならClipMenuがオススメです。長い文章や画像も複数登録しておくことができるので、いつでも自由に選択して貼り付けることができます。作業効率が格段にアップします

1年ではなく、1月の計画を

 長期の大きな目標をクリアするのは大変です。仕事が始まれば、大志もどこへやら……。そんな風にならないためにも、1年のスタートダッシュである1月の行動計画をしっかり立ててはどうでしょうか?

 いきなりマラソンを完走するとか、毎日1時間走るとかではなく、毎日15分走る。○△免許を取るのではなく、まずは1月中にセミナーに出席するとか、ダブルスクールの入校説明会に出るといった目標にするのです。人は最初の一歩を踏み出せれば、はずみが付くものです。最初から大きなことを成し遂げようとすると気持ちも身構えてしまい、時間がかかってしまいます。

 今年は年末年始のカレンダーが良く、多くの会社で9連休となっています。たっぷり読者や日ごろの頭の整理などを行う時間があるでしょう。ぜひ、仕事の道具のメンテナンスを1日取るようにしましょう。1月からのスタートダッシュがうまくきれるに違いありません。

連載『トップ1%だけが実践している集中力メソッド』とは

『トップ1%だけが実践している集中力メソッド』 『トップ1%だけが実践している集中力メソッド』(永田豊志・著、かんき出版・刊、ソフトカバー/216頁、本体1470円)

 成功者ばかりを生み出している幼児教育プログラムのエッセンスをヒントに、大人でも、仕事や夢の実現のために集中力を総動員させるための技術についてまとめたものです。集中力がもたらす奇跡を知りたい方は、ぜひ一読ください。

著者紹介:永田豊志(ながた・とよし)

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 知的生産研究家、新規事業プロデューサー。ショーケース・ティービー取締役COO。

 リクルートで新規事業開発を担当し、グループ会社のメディアファクトリーでは漫画やアニメ関連のコンテンツビジネスを立ち上げる。2005年より企業のeマーケティング改善事業に特化した新会社、ショーケース・ティービーを共同設立。現在は、取締役最高執行責任者として新しいWebサービスの開発や経営に携わっている。

 ビジネスマンの「知的生産性の向上」をテーマに精力的に執筆・講演活動も行っている。近著に『知的生産力が劇的に高まる最強フレームワーク100』『革新的なアイデアがザクザク生まれる発想フレームワーク55』(いずれもソフトバンククリエイティブ刊)、『頭がよくなる「図解思考」の技術』『プレゼンがうまい人の「図解思考」の技術』『ノート・手帳・メモが変わる絵文字の技術』(中経出版刊)、『すべての勉強は、「図」でうまくいく』(三笠書房刊)がある。

連絡先: nagata@showcase-tv.com

Webサイト: www.showcase-tv.com

Twitterアカウント:@nagatameister


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