迷ったときのお金の使い方一生お金に困らない「華僑」の思考法則

買うべきか、買わざるべきか。買物に迷いは付きものです。しかしお金持ちは、ある非常にシンプルな基準によって、迷った時に即断するのです。

» 2013年12月26日 10時00分 公開
[大城太,Business Media 誠]

集中連載『一生お金に困らない「華僑」の思考法則』について

 本連載は、2013年10月31日に発売した大城太著『一生お金に困らない「華僑」の思考法則』(日本実業出版社)から一部抜粋、編集しています。

 日本人だからこそ分かる華僑の行動法則。大物華僑の元で超実戦的な修行を積み、独立した初年度から年商1億円を稼ぎ出した著者が、自らが実践し、成果を出した「華僑の思考法則」を紹介します。

 破天荒な行動には理由がある。「スケジュールは常に空けておく」「とにかく“借り”をたくさん作る」「人を見るときは目ではなく、口を見る」「嫌いな人にこそ接近する」「ペットは好きでなくても飼う」──など、日本人にとっては「?」な華僑の常識。しかし、この思考法則や行動の由来をひも解くと、もうけにつながる驚くべき「人間の本質」が見えてきます。

 書籍では、門外不出といわれる華僑流の考え方をお金、仕事術、時間の使い方、コミュニケーション法、人脈術に分けて紹介している。華僑の元で修行をした著者だからこそ書ける、日本人には思いもよらない成功法則が満載。


 買うべきか、買わざるべきか。買物に迷いは付きものです。私は何を買うにも迷うほうで、じっくり比較検討しようとか値下がりを待とうとか、時間をかけてしまい師匠に怒られます。

 華僑だって人間ですから迷うことはあるのですが、彼らは非常にシンプルな基準によって、迷った時に即断するのです。

  • ビジネスがらみで迷ったら絶対に買え
  • 嗜好品は1回でも迷ったら絶対買うな

 オフィスのイスがぐらついてきたけどどうしようかな、と迷っているならケチらずに買え。あのTシャツ買おうかやめようか、と迷っているなら迷う時間がもったいないから買うなということです(絶対に欲しいものなら「迷わずいま買え」なのですね)。

お金を生む物にお金をケチるべきではない

 私はこの教えに従い、アップルのiPadが発売された時に即買いしました。当初は飾りとして持ち歩いていただけでしたが、あるとき、移動中に他府県の企業から入札参加の依頼があり、その場でiPadを使って見積りを作成、スマートフォンのテザリングとE-FAXを使って入札に参加し、落札できました。

 数十万円の案件でしたが、この1件だけでiPadの代金をペイできたわけですから、やはり買って正解だったのですね。

 多くのビジネスパーソンが便利なツールやインターネットを使いこなす時代、仕事のクオリティの差は感性とスピードになってきています。

 例えば企画書の作成にはパワーポイントを使う人が多いと思いますが、普段から使い慣れていない人がイチから作ろうとすれば、その完成度もスピードも劣ることは明白です。であれば、プロが作成して配布しているテンプレートを買って使ったほうが早くできて見栄えもよい。仕事がらみなら迷わず買うが勝ちです。

今回教え

「スピードと完成度を買え」


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