忘れ物をスマホから探せる「Stick-N-Find」のススメ3分LifeHacking

500円玉とほぼ同じサイズのステッカー「Stick-N-Find」を財布などに貼り付けておけば、スマートフォンから置き場所を探せるほか、音を鳴らして所在を確認できる。

» 2014年01月15日 09時30分 公開
[kizuki,Business Media 誠]
製品パッケージ。Bluetooth Low Energyに対応した端末でのみ利用できるため、現状Androidについては一部の機種にしか対応しない

 これから外出するのに財布がどこに行ったか分からない、家の鍵を取り付けたキーホルダーが見つからない、といった経験は誰にでもあるだろう。こうした場合に役立つ、スマートフォンを使って失せ物を探せる“忘れ物発見ツール”が「Stick-N-Find(ステッカー・ファインド)」だ。

 「Stick-N-Find」は、500円玉とほぼ同じサイズのステッカーで、専用のiPhoneアプリを使って操作できる。

本体。1パッケージに2枚が同梱されている
ステッカーという名称から誤解されがちだが、紙のようのペラペラというわけではなく、実際にはそこそこ厚みがある
裏の両面テープで取り付ける

 財布や家の鍵など、なくしやすいものにステッカーを貼り付け、専用アプリをインストールしたiPhoneとBluetoothでペアリングすれば準備完了。財布や鍵がどこかに行ってしまって見つからない場合、アプリを起動すればBluetoothが検知できる範囲内で所在を探せる。

500円玉との比較。ほぼ同じサイズ
電池は市販のボタン型電池「CR2016」を使用する
財布などに貼り付けて使用するとよい

 探す機能は大きく分けて2つある。1つはアラームを鳴らす機能で、iPhoneの専用アプリからステッカーを選択するとステッカーがアラームを鳴らしてくれるので、所在地がすぐに分かるというものだ。携帯電話が行方不明になった際、ほかの電話機から電話をかけて本体を鳴動させるのと同じだ。アラームはそこそこけたたましい音で、数秒間鳴り続けるので、家具のすき間に落としていた、あるいは上にクッションや布団などがかかっていた場合でも、聞こえないということはまずない。

使い始めるにあたってはまずアプリからペアリングを行う
1つ1つのステッカーに名前を付けて管理できる
通常のホーム画面。探す場合は「ステッカーの現在位置は?」をタップ
複数のステッカーが登録されている場合は一覧から選ぶ

 もう1つはレーダー機能で、スマホからどれくらいの距離にあるのかをレーダーのように探知し、アプリの画面に表示できるというもの。方角までは探知できないのだが、距離が近づいたか遠ざかったのかを画面上で教えてくれるので、スマホを片手にウロウロすることで、どこにあるかが分かるというものだ。ちなみに直線距離でおよそ45メートルまでが探知可能とされている。

検索開始
ステッカーが発見されたら「次」をタップ
レーダー画面。近づくと左下の数値が100%に近づく。ある程度近づいたところで右下の「鳴らす」をタップして音で見つけることもできる

 またこれらの応用で、設定した距離内にステッカーが入ったり逆に出た場合に通知したりもできるので、荷物の置き引きを防いだり、子どもやペットが自分から離れてしまったのを知らせるといった用途にも使える。アプリの操作性はやや癖があるが、慣れてしまえば問題ない。電池寿命も約1年間と、交換の手間が少なくて済むのも利点だ。

 ステッカー2枚で6800円という価格だが、物をよくなくしがちな人にとっては、毎回ロスしている時間を考えると安いものだろう。2013年12月のアップデートでクラウドからの検索にも対応するなど、今後も要注目の製品だ。

製品名 実勢価格 発売元
Stick-N-Find 6800円 mediabridge

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