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» 2014年01月23日 11時00分 UPDATE

岩淺こまきのオン/オフで使えるプレゼン術:【オフタイム編】結婚式のスピーチで気をつける3つのポイント

結婚式のスピーチを頼まれると“失敗できない”というプレッシャーから緊張してしまう人も多いはず。当日、緊張せずに素敵な言葉を贈るためにも、普段のプレゼンと同じようなステップで準備をすることが大事です。

[岩淺こまき,Business Media 誠]

岩淺こまきのオン/オフで使えるプレゼン術

 プレゼンテーションが苦手だと思っている人、ちょっとしたコツを知っておくだけで、プレゼン上手になれるのをご存じですか?

 この連載では、プレゼンテーションスキルを磨くためのテクニックをご紹介します。といっても、ただビジネスに役立つテクニックを紹介するのでは面白くないので、私生活で役立つテクニックも合わせてご紹介することにしました。


 私事で恐縮ですが、1月末に友人が結婚することになりました。結婚式にはつきものであるスピーチも、実はプレゼンの1つと言えます。スピーチを依頼されて、せっかくの料理も緊張でおいしく味わえない……という経験をした方はいませんか? おめでたいイベントということで、失敗できないというプレッシャーもひとしおでしょう。

 結婚式のスピーチは、依頼者(新郎や新婦)の思いに応えるべく、素敵な言葉を贈りたいものです。そのために最低限抑えておくべきポイントをまとめたので、結婚式のスピーチをする際に、チェックしてみてください。

 ポイントは、大きく分けて以下の3つです。

  • スピーチの依頼を受けるときにすべきことは、仕事のプレゼンと同じ
  • 話の構成は、仕事のプレゼンとは異なること
  • 当日は、目的を忘れずにふるまうこと

 今回はこの中で「スピーチの依頼を受ける時にすべきことは、仕事のプレゼンと一緒と心得ること」について解説します。

photo 結婚式にはスピーチがつきもの。スピーチを頼まれたときも堂々と引き受けたいものです

内容の確認は、仕事と同じく「5W1H」で

 仕事の依頼でもそうですが、まずは自分にどんなことを話してほしいか“リクエスト”を明確にします。依頼者に質問し、どのようなスピーチを準備するかの参考にするのです。基本的には「5W1H」のフレームワークで抜けや漏れがなく要件を確認できます。

最も大切なのは「Why:どんな目的で」を確認すること

 依頼者からリクエストがあれば、それに沿うようにスピーチを用意しましょう。笑わせて欲しい、感動エピソードが欲しい……。スピーチや余興が、自己満足になってしまってはいけません。リクエストがなければ、依頼者が喜ぶようなスピーチを考えます。

 NGエピソードも確認してください。触れてほしくないエピソードをおもしろおかしく紹介するスピーカーはいただけません。新郎は気にしなくても、新婦が嫌がる場合もあります(逆もしかりです)。結婚式には年齢や性別、立場が異なる人が参列するので、こうした人たちが不快に思うであろう表現は徹底して避けたいところです。自分に期待される役割をしっかりと確認しましょう。

 そのほかにも以下のポイントを確認することで、より詳細に要件を確認できます。

Who+What:自分以外のスピーカーがどんな話や余興をするか

 自分の立ち位置を確認するために、ほかのスピーカーを確認しておきます。通常は、友人、職場仲間、上司、などが多角的に選ばれているはずですが、仮に重複している場合は、スピーチの視点がかぶらないようにします。

When:自分の持ち時間は何分か、またスピーチの順番は?

 持ち時間は確認しておきましょう。適当に、と言われれば、1分程度でおさまるように準備をしておくとよいです。式の本番では、予期せぬアクシデントなどで予定よりも1.5倍以上の時間がかかることがほとんどです。スピーチの順番が最後の方なら、結構な確率で「まいてください」と指示される可能性があります。予定よりスピーチを短くしてほしいと言われた場合にも対応できるよう、準備をしておきましょう。

Where:どんな雰囲気/会場なのか

 こじんまりした披露宴なのに、「盛大な式にご招待いただき……」と言ってしまうと、違和感があります。会場を見てとっさに言葉を変えられるならよいですが、緊張しやすい人は、Webなどで事前に会場の様子を確認し、あらかじめきちんとスピーチの文言を作っておくと安心です。また、参列者の社会的な立場や人数の割合などを把握しておき、“地雷”を踏まないように準備します。

How:どうやって

 ここまで確認したら、最後にスピーチにするか、余興を取り入れるか、周囲とチームを組むのか……など、手段を検討します。会場の設備がどこまで用意されるのか、持ち込む備品は何まで許されるのか、新郎新婦の人となりを伝えるという目的を達成するために、どんな方法で何ができるのか、ベストな方法を検討します。

 次回はこうした内容の確認を踏まえて、どのような構成が望ましいのかを解説します。

著者プロフィール:岩淺こまき

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 グローバルナレッジネットワーク株式会社 人材教育コンサルタント/ヒューマン・スキル講師

 大手システム販売会社にて販売促進、大手IT系人材紹介会社にて人材育成、通信キャリアでの障害対応、メーカーでのマーケティングに従事。さまざまな立場でさまざまな人と仕事をし、「ヒューマン・スキルに長けている人間は得をする」と気づく。提供する側にまわりたいと、2007年より現職。IT業界を中心に、コミュニケーション・ファシリテーション・リーダーシップ、フォロワーシップ、OJT、講師養成など、年間100日以上の登壇及び、コース開発を行っている。日経BP「ITpro」で、マナーに関するクイズ形式のコラムを連載中。



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