コラム
» 2014年03月14日 11時00分 UPDATE

ベストチーム・オブ・ザ・イヤー:“社会を変える”最強チームの作り方――【第1回】成功体験を共有 (1/3)

“社会を変える”ほどのパワーを持つチームは、どうやったらできるのか――。熱い思いを胸に秘めた“U35”(35歳以下)の男女約40人が、実際にチームを創って活動する過程を追う。

[ベストチーム・オブ・ザ・イヤー]

「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」について

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チームで仕事やプロジェクトを進める際の考え方やヒントを探る本記事「最強チームの作り方」は、「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー」より転載、編集しています。

ベストチーム・オブ・ザ・イヤーは、その年に最もチームワークを発揮し、顕著な実績を残したチームを毎年表彰するアワードです。サイトでは日本の組織が持つべき「チームワーク」について、精神論ではなく、組織とメンバーがともに成長できる論理的な方法を考え、提案しています。

2013年11月30日、ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会が主催する「社会を変えるチームを創造。次世代リーダーフューチャーセッション」が、イトーキ東京イノベーションセンター「SYNQA」(東京・中央区)で開催。熱い思いを胸に秘めた“U35”(35歳以下)の男女約40名が集まりました。

フューチャーセッションでは、社会を変えたいとの思いを持ったメンバーにチームビルディングのノウハウを共有し、実際にチームを創って活動するためのセッションを行います。今回は第1回のようすをリポートします。


 2013年11月30日、ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催の「社会を変えるチームを創造。次世代リーダーフューチャーセッション」が開催された。今回は第1回目のようすをリポートする。

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第1回フューチャーセッションの流れ

  1. チェックイン
  2. ゲストトーク
  3. プロアクションカフェ
  4. リーダー候補募集
  5. プロトタイピング/プレゼンテーション
  6. チェックアウト

周囲に変化を及ぼすチームを目指そう――チェックイン

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 冒頭の「チェックイン」では、ファシリテーターを務める野村恭彦さん(株式会社フューチャーセッションズ)が「存在するだけで周りのイマジネーションを喚起し、社会を外側から変えていくようなチームを目指しましょう」と呼びかけた。

 チーム創りのポイントは、皆に応援してもらいながら皆で夢を実現すること。異なる意見をぶつけ合い相手を説得するのではなく、互いの違いを理解して応援し合うような関係を目指すこと。

 全4回のセッション終了時における成功要件は3つあり、メンバーはこれらの要件を満たすために今日から活動をスタートする。

  1. チームのファンが1000人以上いる
  2. ビジネスモデル仮説ができている
  3. イベント開催が決まっている

 早速、実践を開始。まずは「最高のチーム経験」をテーマに、参加者同士で1分半ずつ対話する中で、全員の緊張が徐々にほぐれていく。

チーム作りのためのヒントをもらう――ゲストトーク

 次のプログラム「ゲストトーク」では、さまざまな業界で活躍するゲストからチームに関連する問いに答える形で話を伺った。各ゲストが7分話した後、隣同士で3分感想を話し合う。

東京ワーキングママ大学 大洲早生李さん

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 1人目は、ママたちが子連れで参加できるビジネススクールを主宰し、女性の働き方を支援する活動を行う大洲早生李さん(東京ワーキングママ大学)。「社会を変えるチームはどのように始まる?」との問いに対し、ワーキングマザーの環境を変えたいと思い立ったころの経験を基に話した。

 「思いを持つ人の問いからチームは始まると思います。シンプルな1つの問いで、どれだけ多くの人にメッセージを伝えられるかが大切。本質的な課題は何でどう解決するか、チームの強みは何か、どうすることで人の心に残りたいか、利益を生む商品やサービスを作り持続可能な組織にするためにはどうするべきかを丁寧に考えて」

 大洲さん自身、現在「ゴレンジャー」と名づけた女性チームを結成しているが、過去にチーム創りで失敗した苦い経験もあるのだそう。「ゴレンジャーは1つの例ですが、メンバーそれぞれの個性や強みを分析して、それぞれに合う役割を担ってもらうことが大切です」とアドバイスした。

日本唐揚協会 安久鉄兵さん

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 2人目は、「唐揚げを通じて世界平和を目指す」をスローガンに掲げて活動を続ける日本唐揚協会の安久鉄兵さん(鉄は金へんに矢)。「どうしたら存在するだけで社会を変えるチームができる?」との問いに対し、自らが主宰を務める日本唐揚協会設立時の体験を基に語った。

 「チームが社会に与えるインパクトは重要です。『うれしい、楽しい、大好き』の要素を意識するのはもちろん、チーム名のインパクトも大事だと思い『何それ?』と言われるような名称にしました。もちろん名前だけでなく、数字のインパクトも欠かせません。会員を半年で1000人集めたところで、大企業からオファーをいただけるようになりました」

イトーキ オフィス総合研究所 谷口政秀さん

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 3人目は、未来の働き方や働く場について研究を行う谷口政秀さん(株式会社イトーキ オフィス総合研究所 所長)。「社会を変えるチームはどんなサポートを必要としているのか?」との問いに対し、企業内に存在する壁を例に語った。

 「会社では個人が任された範囲を超えた仕事をするのは難しいです。それは目に見える壁、目に見えない壁があるから。自立したメンバーがチーム単位で、自由かつ円滑に仕事を進めていくための新しい物理的な空間がますます重要になっています」

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