尊敬される人が心掛けている10の要素3分LifeHacking(2/2 ページ)

» 2014年03月18日 09時00分 公開
[Jeff Haden(訳:佐藤ゆき),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]
前のページへ 1|2       

6.人間味あふれる態度

 口先だけで物事を語るのは簡単です。プロ意識を示すことも簡単です。ですが、本当にわずかな人のみが、高いプロ意識を保ちながら、同時に人間らしい素直さを持っています。そうした人々は、物事がうまく進んだときに心からうれしい気持ちを表します。大変な仕事や労力に対しては素直に感謝します。心から失望することもありますが、他人に対してではなく、自分自身に。彼らは素直に喜び、共感し、心配します。

 つまり、彼らは人間味にあふれているのです。与えることの達人は、プロ意識の中にも健全な人間性を兼ね備えています。

7.時には厳しい助言を与える

 私もあなたも完璧な人間ではありません。私たちは皆、今の自分よりもより良い存在になりたいと願っています。ですが、人は癖や習慣のわなにはまり、さまざまなことが見えなくなります。だからこそ、建設的なフィードバックは全ての人に必要なのです。

 アドバイス、指導、そして時には尻を叩かれることが必要です。業績評価の際に、フィードバックを与えることはそんなに難しいことではありません。ちょっとしたコメントを与えることも簡単です。それよりもずっと難しいのは、しっかりとした話の場をつくって「あなたなら、もっとできると分かっている」と伝えることです。

 与える達人が言ってくれた言葉を思い出してください。聞きたくはなかったけど、言ってもらわないといけなかったことです。そのときに言われたことは、決して忘れないはずです。

 さあ、誰かの人生を変えるために立ち上がってください。

8.相手を尊重する

 業績がぱっとしない社員もいます。まじめに仕事をせず、大きなミスを犯す社員もいるでしょう(究極的には手放すべき社員もいるでしょう)。

 ですが、業績の良い悪いにかかわらず、すべての社員は敬意をもって扱われるべきです。嫌みや軽蔑、辛辣なコメントを与えることは、彼らの尊厳を打ち砕きます。

 与えることの達人は、最悪の状況下においても、相手の尊厳を尊重します。最終的に解雇せざるを得なくなっても、相手を侮辱したり、おとしめることは決してしないのです。

9.裁量と責任を与える

 ビジネスにおいては、あるベストプラクティスが存在することが多く、そのため多くの経営トップはそれを取り入れ、手順や工程を強化していきます。

 一方で、社員の仕事への参加意識と満足度の高さには、自律と主体性が大きく影響を与えます。自分が正しいと思うことを行動に移す権限と責任が与えられたとき、その任務に対する意識が高まるのです。

 与える達人は、基準やガイドラインを作る一方で、社員がそのガイドラインの中で物事を進められるように裁量と責任を与えます。社員の仕事を「やらなければならないこと」から「やりたいこと」に変化させます。そうすることで、ただの仕事がより有意義なものとなり、社員1人1人の持つ強み、才能、経験を生かせるのです。

10.目的を与える

 充実感は大きな物事にかかわることで得られます。ただの仕事がやりがいのある挑戦へと変わり、個人の集まりが本物のチームとして大きな成果を出す。私たちは、チームワークから生まれる特別な一体感を求めているのです。

 ミッションステートメントは誰でも書けるものですが、本当に大きなインパクトを与えるミッションを作ることは、非常に難しいことです。さらに難しいのは、自分たちの仕事がどのように顧客や事業、コミュニティー、そして自分自身に影響を与えるのかを示すことです。

 与える達人は、何かを大事にするだけでなく、なぜそれを大事にしなければならないのかを理解しています。

前のページへ 1|2       

copyright (c) mediagene Inc. All rights reserved.

注目のテーマ