名刺登録、ネットプリント、デジタルメモ――ビジネスシーンで“便利な”アプリ5選「格安SIMカード」は仕事に使えるか? 第15回(2/2 ページ)

» 2014年03月19日 10時00分 公開
[小林誠,Business Media 誠]
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「eFax」――Wi-Fi接続時に受信して、通信量を節約

 FAXをスマホで送受信できる「eFax」は、最初にクレジットカードの登録やFAX番号を決める(割り振られた番号から選ぶ)設定があり、テスト受信を行う。その後、同じ書類(A4を13枚)を送受信してみた。

eFaxの各操作で発生するデータ通信量
操作 データ通信量
eFax申し込み〜テスト受信 0.86Mバイト
eFax送信(PDF/0.83Mバイト) 0.87Mバイト
eFax受信(13枚) 0.75Mバイト

 FAXの枚数や内容にもよるが、今回は文字と図、グラフがある書類(PDF)だったので、通信量はさほど多くならなかった。こうしたファイルを毎日5回ほど送受信しても、約4Mバイト×30日で約120Mバイト。1Gバイト制限を考えても、許容範囲といえる。また、メールにPDFが添付される受信時には、Wi-Fi接続時に添付ファイルをダウンロードすることで通信量を抑えられる。

photophoto eFaxをダウンロードする
photophoto FAXをアプリから送信するところ。なおアプリに設定されたFAX番号はぼかしている(左)。FAXを受信すると登録しているメールに添付ファイルが届く(右)

「SHOT NOTE」――アップロード先によって、通信量に差が出る

 最後に手書きメモのデジタル化アプリ「SHOT NOTE」を試そう。データの送信先としてクラウドやメールを設定できるが、今回は「Dropbox」と「Evernote」を登録した。

 細かい文字をびっしりと書いたメモ1ページを「低画質」と「高画質」でアップロードしたが、それぞれのデータ通信量は0.17Mバイトと0.36Mバイトと2倍の差が出た。とはいえ、高画質でも通信量が気になるほどではない。なお、文字数を減らしたシンプルなメモもアップロードしてみたが、あまり通信量は変わらなかった。

 同じメモをEvernoteに送ると通信量が0.8Mバイトに増えたが(低画質)、仮に毎日5枚送信しても4Mバイト。1カ月で約120Mバイトで、これもeFaxと同じく、必須アプリなら許容範囲だろう。

photophoto SHOT NOTEをダウンロードする
photophoto ショットノートを撮影している様子(左)。撮影したらEvernoteやDropboxへ送信する(右)

 以上、5本のアプリを試してきたが、通信量で注意すべきは「iCata」でカタログを読むときくらいだ。もっとも、必要なカタログを見るくらいなら心配はいらないだろう。他のアプリも、やりとりするファイルのデータサイズや、使い過ぎには注意すべきだが、そういう場合は、いつものようにWi-Fiをうまく活用して通信量を抑えたい。

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