クラウド会計ソフト「freee」、スマホでカード決済の「Square」と連携

全自動のクラウド型会計ソフト「freee」が、クレジットカード決済サービス「Square」と連携。Squareで決済した売上データが自動でfreeeに反映される。

» 2014年03月25日 14時13分 公開
[Business Media 誠]

 Squareとfreeeは3月25日、スマートデバイスを利用したクレジットカード決済サービス「Square」と全自動クラウド会計ソフト「freee」の連携を開始した。Squareで決済した売上データは、クレジットカード、現金などの決済方法にかかわらず全てが自動でfreeeに取り込めるようになる。

Square利用イメージ

 Squareは、店舗経営者や個人事業主が多額のコストをかけることなく、クレジットカード決済システムを導入できるサービス。iPhone/iPadのイヤフォンジャックに差し込んで利用する「Squareリーダー」(税込980円)と無料のPOSレジアプリ「Squareレジ」を使い、その場で決済が可能だ。決済手数料は1回の取引につき3.25%。

 freeeは、登録するだけですぐに利用できる全自動のクラウド型会計ソフト。Chrome、Firefox、Safari(バージョン6以上)、Internet Explorer(8以上)に対応しており、インターネット環境さえあればいつでもどこでも利用できる。freeeを使えば、簿記の知識がなくても自動で取り込んだクレジットカードの明細を基に記帳を作れる。利用料金は、個人事業主向けが月額980円、法人向けが月額1980円。すべての基本機能を利用でき、3カ月間データを保持する無料プランもある。

 Squareとfreeeを同期設定すれば、Squareレジに記録された(1)現金決済の売上高、(2)クレジットカード決済の売上高および手数料、(3)その他決済手段(商品券、電子マネーなど)による売上高が複式簿記の仕訳としてfreeeに自動で反映される。

Squareの売上データをfreeeに反映したイメージ

 なお、消費税表記は5%、8%の両方に対応。連携の設定はSquareとfreeeそれぞれのアカウントを持っていれば、約1分で完了するという。詳しい手順は特設サイトで公開している。

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