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» 2014年04月01日 11時00分 UPDATE

「話のおもしろい人」の法則:話のおもしろい人は、相手に合わせて話し方を変える

この人と話すと楽しい!――ちょっとした工夫でそう思われる人になれるんです。コツを教えてくれるのは、鉄腕DASH!!の放送作家、野呂エイシロウさん。今、すぐ始められるTipsをご紹介します。

[野呂エイシロウ,Business Media 誠]

集中連載「「話のおもしろい人」の法則」について

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本連載は、野呂エイシロウ著、書籍『「話のおもしろい人」の法則』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。

「話のおもしろい人」は、相手によってカメレオンのように言うことを変え、女性のネイルをチェックし、おみやげにガリガリ君をもっていく。

「話のつまらない人」は、半沢直樹』のように自分を押し通し、女性からのメールをチェックし、おみやげに高級アイスを持っていく。さて、そのワケとは――?

さまざまなヒット商品や人気番組の「かげの仕掛人」が教える、話しベタでも人の心を“ワシづかみ”にできる48の話し方。この法則さえ知れば、

・人に怒られない

・異性にモテる

・仲間に嫌われない

・仕事がうまくいく

で、人生が変わります!


 何かを売り込もうというとき、相手のニーズを聞かず、やみくもに自分が売りたいものを売ってもうまくは行きません。ミスマッチが生まれやすくなるからです。

 例えば、僕が放送作家として『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ)などのテレビ番組の企画会議で自分のアイデアをプレゼンするときは、次のいずれかのキャッチフレーズを使います。

A:これ、某局で視聴率15%をとった企画のアレンジなんですが……。

B:これ、まだどこの局もやったことがない企画なんですけど……。

 どちらのフレーズがおもしろそうで、どちらがつまらなそうかを決めるのは、僕ではなくプロデューサーです。手堅く2ケタの視聴率を狙おうと思うのか、大コケのリスクを冒しても20%超えに挑戦するのか。それは相手が判断することなのです。

 例えば商品をPRする場合、次のどちらがあなたの心に「刺さる」でしょうか?

A:テレビで続々と紹介され、いま話題沸騰中の商品です!

B:知る人ぞ知る商品です!

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 Aは、周囲と同調することを好む層の心に刺さるキャッチです。収入面でグループ分けすると、平均的かそれ以下にある人たちは、一般的にみんなが持っているもの、すでに流行っているものを持ちたがる傾向があります。

 一方、Bのキャッチが刺さるのは相対的に高収入の層です。彼らは持ち物に個性を持たせたがる傾向があり、多くの人が持っているもの、すでにブレイクしているものをありふれてつまらないと感じます。

 つまり、どのような層にアプローチするかで、正解は変わってきます。

ジャッジするのは誰?

 あなたは「何を、どう話せばいいのか」ということばかり考えているはずです。しかし、それ以上に大切なのは「相手が何を望んでいるのか」を考えることです。あなたの話がおもしろいかどうかをジャッジするのは、あなたではなく相手です。ということは、相手の望みや性格を知っておく必要があるのです。

 僕は、クライアントに合わせて、話し方も、話の中味も使い分けます。自分の意見を言うときもあれば、まったく表に出さないときもある。さらには、相手が同じ人でも、そのときの状態を見て話し方を変えることもあります。

 相手が僕に意見を求めていると感じれば自分の意見を話しますが、相手に明確な結論があり、同調や後押しを望んでいるようであれば「それでいいと思います!」と断言して、見落としやミスがないかどうかだけを指摘します。

 会話の達人になるためには、何を話すかよりも、相手の「波長」によって話し方を変えられるかどうかがポイント。なぜなら、おもしろいかどうかを決めるのは、相手だからです。だから、相手の状態や好み、性格を観察し、見極めることがとても大切になってくるのです。

今回のポイント

話がおもしろいかどうかを決めるのは相手。相手の波長によって話し方を変化させよう。


 →連載「「話のおもしろい人」の法則」バックナンバーはこちら

著者プロフィール:

野呂エイシロウ(のろ・えいしろう)

1967年愛知県生まれ。愛知工業大学卒。放送作家・戦略的PRコンサルタント。

学生時代に「現役の学生」を武器に、電機メーカー、広告代理店との会議に参加。学生向け家電企画の立案、宣伝、PRに携わる。その後、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』で放送作家デビュー。『ザ!鉄腕!DASH!!』『奇跡体験!アンビリバボー』『ズームイン!!SUPER』などに携わる。放送作家としての「番組をおもしろくするネタづくりのノウハウ」を生かし、30歳のときから“戦略的PRコンサルタント”としての仕事をスタート。


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