SOHOや中小企業で使えるオンライン帳票作成サービスを試す(PDFeer編)新連載・Biz.Hacks(2/2 ページ)

» 2014年04月07日 10時00分 公開
[山口真弘,Business Media 誠]
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無料で使えるが、課題も多い

 過去に作成した帳票をコピーして新しく帳票を作成することはできるが、見積書をコピーして請求書を作るなど帳票をまたいだコピーには対応しない。見積書→納品書→請求書と一連のフローの中で同じデータを使い回せないのはもったいない印象だ。またクライアントの情報も登録できないので、どちらかというと単発での利用が中心にならざるを得ないだろう。

 類似サービスのような請求管理などの機能はなく、また社判を押せないので実質的に個人事業主に限定された用途となるが、シンプルにPDFを出力できるサービスとしては有用で、サイトのインタフェースも分かりやすい。やや気がかりなのが、運営者名が利用規約の中にしかないこと。個人事業主レベルであっても、見積や請求のデータがクラウドに残るだけに、安心して使える情報開示を望みたいところだ。

PDFeer 作成が完了すると各帳票のタブの下段からプレビューおよびダウンロードが可能になる。過去に作成したPDFをコピーして新しく作成することもできる
PDFeer プレビュー。ここから戻って修正することもできる。問題なければダウンロードを実行する
PDFeer ダウンロードしたPDFの請求書をAcrobatで開いたところ。フォーマットは各帳票ごとに1種類のみで、カスタマイズできるのはフォント(3種類)と右下ロゴのみとなる
PDFeer その他の帳票も同じフローで出力できるが、用紙のサイズや向きなどの融通はあまり効かないようだ
サービス名 提供元 利用料
PDFeer web production mocaD 無料

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