新入社員を上手に迎え入れる先輩の心得4選2014新年度まとめて読みたい記事特集

新年度が始まって早くも2週目に入ったが、新入社員や新メンバーとのコミュニケーションはうまくいっているだろうか。本記事では新たなスタッフを迎える職場で把握しておきたい4つの心構えを紹介する。

» 2014年04月08日 13時00分 公開
[渡辺まりか,Business Media 誠]

 新人のころの気持ちを思い出すのは、年月が経てば経つほど難しい。とりわけ仕事ができる人ほど、そのころの気持ちを忘れてしまいがちだ。

 けれど、ここで思い出してみてほしい。明るい未来と希望に満ちた表情を取りつくろいながら、実は緊張とストレスでいっぱいいっぱいだった新人時代を。あの不安な気持ちを思い出せば、先輩社員となった今、後輩に何をすべきかが分かるだろう。

 本記事では、職場に新しいスタッフを迎え入れる際に知っておきたい4つの心構えをまとめた。自分の経験と合わせて、新たなスタッフにのびのびと働いてもらうための環境作りに役立ててほしい。

新入社員に「うれしかった!」と感じてもらえる、すごく簡単な方法

新入社員に「うれしかった!」と感じてもらえる、すごく簡単な方法 新入社員に「うれしかった!」と感じてもらえる、すごく簡単な方法

新入社員に「うれしかった!」と感じてもらえる、すごく簡単な方法

 新卒や中途採用、社内異動など、新メンバーを迎えたチームの人に読んでほしいのがこの記事だ。

 人が新たなチームになじむために払う努力は並大抵のものではない。特に、新卒であれば、(よほど肝の座った人でない限り)周りに気を使う。ランチに行っていいのか、次に何をすればいいのか、定時を過ぎたけど帰っていいのか――。


 こんなときに、周りの先輩社員が「お昼どうする? 一緒に行こうか」「何か分からないことある?」「仕事が終わったなら、もう上がっていいよ」などと声を掛けてあげると、新メンバーは認められているという意識を持ち、より早くチームになじめるようになると、本記事の筆者である田中淳子氏は説明している。

新入社員の前で“ネガティブ発言”――絶対に言ってはいけない

新入社員の前で“ネガティブ発言”――絶対に言ってはいけない 新入社員の前で“ネガティブ発言”――絶対に言ってはいけない

新入社員の前で“ネガティブ発言”――絶対に言ってはいけない

 新たな環境で緊張しているのは新入社員だけではない。迎える先輩社員たちも同じように緊張しているのだ。自分たちが教えることが、新人たちの成長に大きく関わってくるのだから当然だろう。この記事は、先輩社員が新人の前で口にすべきでないことを教えている。

 ここでいう“ネガティブ発言”とは、会社や取引先に関すること。愚痴を言いたくなるのも分からなくはないが、言われた新人には「こんなことを聞いていいのだろうか? そんなにひどいところに入ってしまったのだろうか?」という不安感しか与えない。

 まずは良いお手本を示して、何年たっても「役に立った」と思い出してもらえるほうがいい。そうして新人に、前向きな気持になってもらおうという記事だ

つい調べたくなる新メンバーの人となり、人づてに聴くとこんなリスクが

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つい調べたくなる新メンバーの人となり、人づてに聴くとこんなリスクが

 新たなメンバーが入ってくると、ついつい、その人のことをあれこれ知りたくなってしまうもの。これから一緒に仕事をしていくのだから気になるのも当然だろう。そのときの注意点を紹介しているのがこの記事だ。いいこと、悪いことをあれこれ仕入れすぎてしまうのは得策ではないという。


人は「自分が思っていることを証明しやすい情報」を集める傾向がある。先入観があると、ついつい、その先入観を“証明する”部分だけをピックアップしてしまう。よい評価についてはそれでも問題ないが、よくない評価の場合は、その先入観が相手を実際の姿以上にネガティブに捉えることとなりかねない。だから、できるだけ「曇りない自分自身の目」でひとりひとりと対峙し、相手との関係の中から徐々に理解を深めるようにしたいものだ。

 「もし前もって耳に入れておくなら、良い点だけにしておいたほうがうまくいく」――。著者の田中淳子氏は、記事をこう結んでいる

新人にとって「戸惑うこと」と「うれしいこと」

新人にとって「戸惑うこと」と「うれしいこと」 新人にとって「戸惑うこと」と「うれしいこと」

新人にとって「戸惑うこと」と「うれしいこと」

 まとめ記事の最後を締めくくるのは「新人にとって『戸惑うこと』と『うれしいこと』」という記事。入社から10カ月が経過した新社会人にインタビューした内容を紹介するとともに、新人が戸惑ったことに対する対処法を教えている。

 上司や先輩社員は「分からないときには質問してね」と言うものだが、何も分からない状態の新人にとっては「何が分からないのか分からない」のが本音だと筆者の田中淳子氏は指摘。同氏は新人には「とにかく、聞いたことについてはマメにノートを取る」ことを勧めている。「そのときは意味が分からないままに書いていても、あるとき、ふと書いたことの意味が何もかも理解できる日がくる」というのがその理由だ。

 また、“成長の度合い”は、新人自身ではなかなか分からないため、上司が数カ月ごとにどれだけ成長したと感じているかをフィードバックするのも重要だという。それが新人の自信につながり、さらなる成長を促すという。

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