なんでもハック! クラウド会計「freee」の新オフィスに潜入した【新連載】新しい働き方、新しいオフィス(3/4 ページ)

» 2014年07月16日 13時00分 公開
[岡田大助Business Media 誠]

リモートワーク体制はあるが、全員出社が基本

 執務スペースに入ると、壁一面がホワイトボードになっている。「簡単な打ち合わせは随時行われていて、そのとき決まった内容やタスクはホワイトボードに残されています。だから、全社員参加の朝礼はコンパクトに終わります」(佐々木社長)。

 また、各デスクに袖机や引き出しはない。伝票などのなくせないもの以外は完全にペーパーレス化しているため不要なのだという。e-FAX番号もあるが積極的には運用していない。オフィスの片隅にひっそりと置かれていた小型複合機にはうっすらとホコリが積っていた。

 業務アプリなどすべてクラウド化されていて、基本的に全社員がリモートワークを実施できる状況になっている。しかし、現時点ではフィリピンのセブ島にいる社員1人を除いて出社するように指示している。佐々木社長は、「まだまだ毎日の変化が大きなビジネスの段階なので、社員全員が出社しているほうがすぐに対応できます。将来、安定期に入ったらリモートワークでもいいのかもしれませんね」という。

 freeeでは、出社しやすいように会社から半径2キロ圏内に住んでいる社員には住宅手当を支給している。今回のオフィス移転で2キロ圏から外れてしまった社員には、引っ越し支援金を支給している。

freee
freee 佐々木社長はイスではなくベンチで仕事

 執務室内には、ソファが多く置かれている。これは、エンジニアが気分転換を図りながらメリハリを付けて仕事できるように意図的に設計したものだ。「コードを書いているときは前のめりに集中したいのですが、他人のコードをレビューするときはのんびりリラックスしたほうが良いのです」(佐々木社長)

freee エンジニアのエリア。1人当たりのモニター数が多い
freee モバイルアプリ用の検証デバイスとミニ4駆部の備品?
freee エンジニアのエリアに作られた和室風スペース。取材用の演出ではなく、実際に働いている様子だ
freee コードのレビューはのんびりと

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