PDFやWordファイルをネット経由で郵送する「Webレター」を試したBiz.Hacks(3/3 ページ)

» 2014年08月25日 15時30分 公開
[山口真弘,Business Media 誠]
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配達スピードは通常の郵便物と変わらない

 Web上では配達スピードについて「17時までにお申し込みいただいた場合、2〜3日後」と書かれている。土曜日深夜に申し込んだところ火曜日に、火曜日昼に申し込んだ場合は水曜日に届いたので、通常ポストに投函するのと同等とみてよさそうだ(都内から都内へ送った場合)。申し込みが集中した場合などには所要日数が延びる可能性があるので、常識的な範囲で余裕を持っておきたい。

 印刷された書類は三つ折の状態で、専用の穴あき封筒に入れて届けられる。1枚目には、封筒から見えるところに宛名が書かれ、その下部の見えないところに通信文がレイアウトされる。通信文の作成をスキップした場合は空欄のままだ。

Webレター 専用の穴あき封筒。宛名および差出人名は書類の1枚目に記入されている

 アップロードしたファイルは2枚目以降に印刷される。元データと比較してみると、多少色合いが違っているほか、左下にバーコードが付与されるといった相違点がある。

 また、注釈ツールや描画マークアップツールで記入したハイライトやテキストボックス類はいっさい印刷されない。これらはプレビューで確認できるので、きちんと目を通していれば出力結果と違うという事故は防げるはずだ。

Webレター PDFデータ(左)と印刷データ(右)の比較。ハーフトーンが全体的に薄くなっているほか、左下にバーコードが、右下に通番が印字されることでひとまわり小さくなっているが、表示そのものは正確。プレビューでも事前にチェックできる

 送り状や宛名を手書きしたり、切手を貼ったりする手間もかからず、ポストに投函するために外出する必要もなく、それでいて料金は安価ということで、非常に有用なサービスだと感じた。

 Webサイト上では履歴管理も提供しており、1年以内の明細を確認できる。見積書や請求書の発送、あるいは会報の一斉郵送など、郵送を伴う印刷が必要な場合に、使ってみたいサービスといえるだろう。

Webレター 履歴管理では過去1年以内の明細(受付日時や差出人名、宛先、支払方法、金額など)が確認できる

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