もう1つは「ひな形作成」。これはA4サイズの縦に4枚並んだ領収書のテンプレートを作成するサービスだ。「個別作成」と違って宛名は空欄となり、日付と金額、但し書き、発行者名が共通の領収書を大量に作成できる。「セミナー参加者向けに、宛名は手書きもしくは空欄の領収書を大量に作成して配布する」といった用途に向く。宛名以外に、通しナンバーについても空欄となる。
「Excel一括作成」は、ExcelないしはCSV形式のユーザー一覧を読み込み、1枚ごとに異なる宛名が記載された領収書を出力できる。宛名はもちろんのこと、領収書番号、日付、金額、但し書き、発行者の住所・電話番号に至るまで、すべての項目をカスタマイズできる。セミナーなどでこれを使えば、参加者名簿からエクスポートした宛先データを用いて領収書を一括で作成でき、さらにコースごとに金額を変更したり、相手の要望に応じた但し書きを記載したりできるので、事務コストを大幅に削減できるというわけだ。
今回試した「領収書.net」は、現時点ではテンプレートが1種類だけ、ロゴや社判なども使えない。本サービスに限らず、今後はそうした細かなカスタマイズに対応したサービスも登場することだろう。あるいはPDFをダウンロードしたのち、Acrobat上で捺印を行うといった対応も可能だろう。今後の展開に期待したいところだ。
サービス名 | 提供元 | 利用料 |
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領収書.net | スタンドファーム | 無料 |
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