手間いらずで大量発行、無料で使える領収書作成サービスを試したBiz.Hacks(2/2 ページ)

» 2014年09月08日 15時30分 公開
[山口真弘,Business Media 誠]
前のページへ 1|2       

領収書を大量に発行するなら「ひな形作成」

 もう1つは「ひな形作成」。これはA4サイズの縦に4枚並んだ領収書のテンプレートを作成するサービスだ。「個別作成」と違って宛名は空欄となり、日付と金額、但し書き、発行者名が共通の領収書を大量に作成できる。「セミナー参加者向けに、宛名は手書きもしくは空欄の領収書を大量に作成して配布する」といった用途に向く。宛名以外に、通しナンバーについても空欄となる。

領収書.net 「個別作成」と同様に各項目を入力。ただしすべての領収書が同一文面になるため、宛名や通し番号は空欄となる
領収書.net 出力されたPDF。A4にちょうど4枚ずつ割り付けられるのでカットして配布する

CSVのリストデータがあれば「Excel一括作成」

 「Excel一括作成」は、ExcelないしはCSV形式のユーザー一覧を読み込み、1枚ごとに異なる宛名が記載された領収書を出力できる。宛名はもちろんのこと、領収書番号、日付、金額、但し書き、発行者の住所・電話番号に至るまで、すべての項目をカスタマイズできる。セミナーなどでこれを使えば、参加者名簿からエクスポートした宛先データを用いて領収書を一括で作成でき、さらにコースごとに金額を変更したり、相手の要望に応じた但し書きを記載したりできるので、事務コストを大幅に削減できるというわけだ。

領収書.net 「ファイルを選択」をクリックし、テンプレートファイルを基に作成した宛名データをアップロードする
領収書.net Excelで生成した宛名データ。どの項目もカスタマイズが行える
領収書.net 出力すると個々の領収書ごとにPDFのダウンロードリンクが表示されるので、必要に応じてクリックしてダウンロードし、印刷を行う

 今回試した「領収書.net」は、現時点ではテンプレートが1種類だけ、ロゴや社判なども使えない。本サービスに限らず、今後はそうした細かなカスタマイズに対応したサービスも登場することだろう。あるいはPDFをダウンロードしたのち、Acrobat上で捺印を行うといった対応も可能だろう。今後の展開に期待したいところだ。

サービス名 提供元 利用料
領収書.net スタンドファーム 無料

関連キーワード

PDF | 帳票 | クラウドサービス


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ