雑談の話題は、個人的な内容に踏み込むことは避けましょう。やはり、時節の話題が無難です。また、ビジネスの場では初対面のときに名刺を交換しますが、相手の名刺に注目するだけで、多くの話題を見つけられます。
最も話しやすいのは、時節の話題です。これなら、お互いに人間関係ができていなくても使えます。誰にとっても共通している話題なので、違和感なく話をすることができます。
「暑くなってきましたね」
「昨年よりも暑いですね」
気候や天候の話は、誰の責任でもないので、安心して使えます。
「父の日はもうすぐですね」
「お盆休みはいつからですか?」
年中行事的な習慣などについて、相手の様子をたずねます。
「ワールドカップで日本は善戦するでしょうか?」
「駅前広場がにぎわっていましたね。何かあるんですか?」
その時々に、相手の関心が高そうなことを聞きます。
ビジネスでは、初対面であれば名刺を交換します。そのときの会話しだいで、そのあとの商談が左右される可能性があります。ここでは、名刺交換から広げていける7つの切り口を紹介しましょう。
難しい漢字や珍しい名前なら、チャンスです。「珍しいお名前ですね。なんとお読みすればいいのですか?」「どちらのご出身ですか?」などと話ができます。
社名には創業者の理念や歴史が込められています。「御社の名前の由来を教えていただけますか?」などと質問してみましょう。
職位の高い人には「部長さんでいらっしゃいますか?」と尊敬を表わし、職位が高くない相手には「第一線でご活躍ですね」と共感を込めて話しかけましょう。
「経理ならこの時期、ご多忙ですね」など相手が返事をしやすい言葉がけをしましょう。担当業務が分からないときには「具体的には、どのようなお仕事ですか?」と素直に聞いてみましょう。
会社のロゴやデザインについて話題にするのもいいでしょう。「とてもステキなデザインですね」と褒めるのも効果的です。
会社の所在地も、共通の話題になりやすいものです。有名な場所なら、「御社はいいところにありますね」「近くに○○がありますね」などと話を展開できます。
名刺は、もらったら必ず裏側まで見ましょう。会社の支店の情報や品目の情報、またそれらが英文で表記されていることもあります。「大量の品目を扱っていますね」「海外出張も多いのですか?」などと聞いてみましょう。
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