もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、相手の職業を聞くときのフレーズを紹介します。
本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、
・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
・“may”はほぼ死語。
・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。
こういうものが、まだまだあるのです。
この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。
あなたは一体どんな仕事をしているのですか?
“What is your job?”
あなたは何をしていますか?(職業は何?)
“What do you do?”
実は、無礼な表現 “What is 〜 ?
ときどき、“What do you do?”を「あなたは今、どんなことをしていますか?」と勘違いしている人がいますが、これは「あなたは何をしていますか?」つまり「何の仕事をしていますか?」と職業をたずねる決まり文句です。
“What is your job?”でも間違いではありませんが、これはあまりにストレートな聞き方で失礼に思われます。人に仕事を聞くなら、ちょっと遠回しな言い方の“What do you do?”を使うのがマナーです。
“What does he do?”
“He plays the guitar.”
“What does he do?”と聞かれて“He plays the guitar.”と答えたら、「彼はギターを弾いている」つまり「彼はギタリストです」という意味になります。
“What do you do?”
“I cook at a restaurant.”
職業を聞かれたら“I’m a cook.”(私は料理人です)だけでなく、“I cook at 〜.”(私は〜で料理をしています)という返事の仕方もあります。
“What does Mike do?”
“He runs a convenience store.”
動詞の“run”には「経営する」という意味があるので、“He runs 〜.”と言えば「〜を経営している」、つまり「経営者」ということになります。
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