もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、誰かを誘うときの表現について勉強しましょう。
本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、
・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
・“may”はほぼ死語。
・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。
こういうものが、まだまだあるのです。
この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。
“Won’t you come with us?”
「どうして一緒に来ないの?」
“Why don’t you come with us?”
「一緒に行きましょうよ!」
もはや死語な“Won’t you 〜 ?”
“Won’t you 〜 ?”は、「〜しない?」と習ったかもしれませんが、実は“Won’t you〜 ?”は今ではあまり使われない英語です。
ネイティブが代わりに使っているのは“Why don’t you 〜?”で、これは「どうして〜しないの?」つまり「〜しましょうよ!」と好意的に相手を誘うフレーズ。遠回しに相手を気づかった言い回しのため、いかにも「こなれた英語」に聞こえます。ぜひ使ってみましょう!
“Why don’t you go see a doctor?”
“go see”は“go to see”を短くしたもので、“go see a doctor”で「医者に診てもらう」となります。
“Why don’t we have lunch?”
「一緒に〜しない?」と誘うときは、「一緒に」なので“you”を“we”に変え、”Why don’t we 〜?”となります。
“Why don’t we do something together?”
これも「一緒に」なので“we”を使います。“do something together”で「何かを一緒にやる」です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.