「1カ月半で売上を倍増せよ!」たった15分で話がまとまる図解思考の会議(1/4 ページ)

これまでに学んだ図解思考の会議術を用いて「社長から課せられたタスク」を解決してみましょう。会議は、創造的でエネルギッシュなものに変えられます。

» 2014年10月15日 08時00分 公開
[永田豊志,Business Media 誠]

集中連載「たった15分で話がまとまる図解思考の会議」について

図解思考の会議

この連載は書籍『たった15分で話がまとまる-図解思考の会議』(KADOKAWA中経出版BC)から抜粋、再編集したものです。


 ベストセラー「図解思考」シリーズの最新作は「会議」! これからの生産性を左右するのは、ホワイトボード上で議論を見える化、少人数、短時間で集中して議論する新しいスタイル! あなたの会社とあなた自身の評価がグンと上がる最強のミーティング技術を身につけてみませんか?


 最終回は、リアルなストーリーに沿って、実際の図解思考会議を行っていくステップを体験してもらいます。まずは、あなた自身が次のような状況に置かれていると想像してみてください。その上で会議を招集します。

お題

 あなたは主力製品の「会計名人」のプロダクトマネージャーです。先日のマネージャ会議で、社長から「最近、新規受注のペースが鈍ってきた。市場はまだまだ伸びているんだ。もっと新規アカウントを獲得できるようなキャンペーンを考えてみてくれ」と指示されました。

 社長から与えられた条件は、

  • 来四半期に新規受注数を倍増するような施策
  • 予算は中止になった「春の大商談会」の予算を充当する

の2つです。時間はありません。まずは、知見のありそうな先輩に声をかけるところからスタートです。

登場人物 登場人物

ホワイトボード前で15分の立ち会議

中田: 鈴木さん、ちょっといいですか?

鈴木: うん、何? どうした?

中田: 先日のマネ会で社長から提案された「会計名人」のキャンペーンの件なんですが……。

鈴木: はは〜ん、さては内容に煮詰まっちゃった感じ? それで元プロダクトマネージャの俺に妙案を授かりに来たってことか?

中田: ははは、するどいですね。提案書作る前に、軽くブレストやりたくて。

鈴木: そんなに時間はとれないぞ。

中田: 結構です。15分くらいもらえれば。どちらにせよ、まとめは自分でやらなきゃいけませんから。

鈴木: よっしゃ、分かった。じゃあ、そこ(ホワイトボード)の前でやろう。ああ、それから吉岡も呼ぼう。マーケティングのノウハウは一番、あいつがもっているからな。

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