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» 2014年10月30日 11時00分 UPDATE

3分LifeHacking:もしかして損してる? 倹約と収入のベストバランスを考える (1/2)

「貯蓄」のためにできることといえば「倹約」と考える人がいるかもしれません。しかし、ファイナンスの専門家によれば、必ずしもそれが効果的とはいえないそうです。

[Kristin Wong(原文/訳:Conyac),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]

 「倹約」と聞いて、悪いイメージを持つ人は少ないでしょう。しかし、ファイナンスの専門家は必ずしも倹約が良いわけではないと指摘しています。倹約することに注意が向きすぎると、より大きな金銭的目標を見失ってしまう可能性があるというのです。その理由とは一体何でしょうか?

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倹約が果たす役割

 倹約賛成派の多くは、倹約とはお金を貯める以上に意味のあることだと考えているようです。例えば、以下のような点で幸福感を味わえると指摘します。

  • 既に持っているものを楽しみ、味わえる
  • 自分の時間および所有物に価値を見出すことができる
  • 高い喜びが得られるモノにだけ厳選してお金を使うため、より少ない物で満足できる

大きく稼ぐか、倹約するか

 倹約とは「出費を減らし貯蓄を増やす」という単純な概念のように感じられます。その一方で専門家は消費を最低限のものにすることが必ずしも裕福になる方法ではないと主張します。Huffington Postの記事の1つで、パーソナルファイナンス関連記事の著者、Ramit Sethi氏は、倹約にこだわらないようにするべき、と主張しています。

倹約に関して最もよくあるアドバイスは「コーヒー代から節約しましょう」というものです。でもこのアドバイスはうまくいきません。カフェインは日々の生活の中で重要な嗜好品になっているので、多くの人はこれを節約することに失敗してしまうからです。たとえうまくいって、1日3ドル節約したところで何になりましょう。
自動的に月々の貯蓄分を口座から引き落とすようにしたり、給与を挙げてもらうようにする交渉などのような、もっと重要なことに集中するほうが賢いのです。

 Sethi氏は「大きく稼ぐ方法」について6種類の方法を紹介しています。

  1. 資産運用の自動化
  2. 人生の早い段階から投資を始める
  3. 天職を見つける
  4. 昇給の交渉
  5. 副収入を得る
  6. 家賃の交渉

 上記のいずれも、「言うは易く行うは難し」と感じることでしょう。なぜなら時間とエネルギーが必要だからです。実はそれがSethi氏の言いたいことなのです。「倹約に集中するために」エネルギーを使う代わりに、上に挙げたようなこれから来るであろう大きく稼ぐ機会に備えてそれを温存しておくべきだと主張しているのです。

「多く貯めるのではなく、多く稼ごう」というアプローチの落とし穴

 倹約なんてやめて、もっと稼げるように時間を使うべきと主張する人もいます。その通りだと思えるかもしれませんが、「The Complete Tightward Gazette」の著者、Amy Daczyczn氏はこの考え方を「偏った考え方」だと言います。

「多く稼げばいい」という考え方には大きな落とし穴があります。収入が多くなれば自動的に出費も多くなります。収入が多い人でも、実はあまり自由に使えるお金がない、なんてよくある話です。
貯蓄する代わりにもっと多く稼ぐようにアドバイスすることは、「食事の量を減らさずに身体を動かす量を増やそう」といっているようなものです。リンゴ1個分のカロリーを消費するために、1.6キロ歩かなければいけないことを知っていますか? ましてやスナック菓子を食べた分だけ身体を動かすことなどナンセンス。スナック菓子を食べないことが一番合理的なのです。
アメリカ人の多くは、スナック菓子のカロリーを消費するためにランニングをしています。家から飛び出て、保育所まで急ぎ、仕事で走っているのです。スナック菓子やゲームソフトや、マクドナルドでの食事やブランド物のスニーカーなどを買うために走り回っているのです。

 ここで伝えたいことは、以前より多く稼いでいるにもかかわらず、大抵の人はお金が足りなくなってしまうということです。倹約せずとも収入を増やせば良いと考える人たちは、多く稼いだ分、ライフスタイルを派手にしてしまうからです。それは、運動量を増やしてせっかく消費カロリーを多くしても、食事量を維持せず増やしてしまい、かえって太ってしまう人に似ています。

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