「嫌なこと」には、成功のヒントがたくさん隠れている書くだけで人生がうまくいく嫌なことノート(1/2 ページ)

実は「嫌なこと」には、仕事がうまくいくヒントが隠れています。「嫌だ」「困った」「不便だ」と思っていることを解決すれば、仕事がうまくいくことにつながります。

» 2014年11月26日 05時00分 公開

連載:書くだけで人生がうまくいく嫌なことノート

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 この連載は書籍『書くだけで人生がうまくいく嫌なことノート』(アスコム)から抜粋、再編集したものです。

最近、「嫌なこと」はありませんか? 誰でも生きていれば、大なり小なり何かしらの「嫌なこと」にぶつかります。

 ・上司からのむちゃ振り
 ・料理が出てくるのが遅すぎるレストラン
 ・自分のミスを一切認めない先輩
 ・約束をドタキャンされた……

実は、「嫌なこと」には、あなたの人生を幸せにしてくれるヒントがたくさん詰まっているのです。

某有名企業は「嫌なこと」をビジネスに活用し、歴代の有名経営者は「嫌なこと」を経営に取り入れて成功してきました。

人生も同じ。より良い人生を送りたいなら、「嫌なこと」を活用しない手はありません。あなたも、手軽に「嫌なことノート」とともに、“人生革命”始めませんか?


1日の中に「嫌なこと」はいくらでもある

 嫌なことには、仕事がうまくいくヒントがたくさん隠されています。「嫌だなあ」「困ったなあ」「不便だなあ」と思っていることは、裏を返せば、それを解決すれば仕事がうまくいくことにつながるのです。

 広告代理店で働く営業のCさんに、1日にあった「嫌なこと」を書き出してもらいました。Cさんは1日で5つの嫌なことに遭遇しました。

1. 資料を見つけるのに30分もかかった

 午前中までにS社の新商品の販売促進に関する企画書をまとめなければならなかったのですが、昨日、デスクに積み上げていた資料の一番上に置いて帰ったつもりだったS社の資料が見つかりません。上から順番に資料を見ていってもなかなか見つかりません。もしかすると、足下に積み上げていた資料の上だったかなと思って探しても、やはり見つかりません。結局、S社の資料は、昨日帰り際に読んでいたビジネス月刊誌に挟み込んでありました。資料探しに30分。何やってんだオレ。

2. ダラダラと長いメールを読まされ、イライラした

 企画書を書き終えて、一段落したところで忘れていた本日のメールチェック。取引先M社の担当者からのメールを見てうんざり。いつものプライベートから始まるダラダラとした長い文章。途中で読むのがバカらしくなったけど、連絡事項がどこかに書かれているはず。結局、最後までひと通り目を通して分かったことは、「来週どこかで打ち合わせの時間が取れないか」。それを最初に書いてくれよ、まったく。打ち合わせはいいけど、目的が書かれてないよ、このメール。

3. 間の悪いタイミングで上司から呼び出された

 なんとか打ち合わせまでに企画書が間に合ったS社とのアポイント時間が迫っているときに、やってくれたのが間の悪いY課長。打ち合わせに持参するものを用意しているのが見えているにもかかわらず、

 「C君、ちょっといいかな」
 「S社のアポがあるので後でいいですか?」
 「すぐに話は済むから」
 「ほんのちょっとだけですよ」
 「O社のプレゼン失敗したんだって……」。

 気になっていることを突っ込まれて、思わずY課長に反論していたことで、S社に10分遅刻。これで仕事が受注できなかったらY課長の責任だから。

4. 仕事をふって部下から嫌な顔をされた

 S社との打ち合わせが終わった後に帰社してからのこと。1週間後のK社との打ち合わせのための資料集めを、営業アシスタントのH君に頼もうと思って声をかけたら、露骨に嫌な顔。何か悪いことしたかなあ。Y課長みたいに間が悪かったかなあ。忙しいのかもしれないけど、いきなりそんな顔をするのはかんべんしてほしいよな。物理的に無理ならほかの人に頼むのに。

5. 足をデスクにぶつけて痛かった。

 本日最後の嫌なことは、実は痛かったこと。さあ、帰ろうと思って立ち上がって課長の席に報告書を持っていこうとしたところ、デスクの角に太ももをぶつけてしまった。痛いのなんの。なんでデスクの角は、そんなにとがっているんだよ……。

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