仕事の打ち合わせや友達との約束を、うっかり忘れてしまうことは誰でもあります。しかし、小さな「うっかり」が積み重なると、信用問題に関わります。忘れてしまったときはきちんと反省して、対策を考えればいいのです。
この連載は書籍『ポケット版「のび太」という生きかた』(アスコム)から抜粋、再編集したものです。
勉強も運動も苦手でぐうたらしてばかりののび太。でも、映画版で大活躍し、しずかちゃんと結婚し――、実は人生の成功者だったのです。そんなのび太から、無理せずに自分らしく生きて夢まで叶えてしまう方法を学んでみませんか?
本書では、のび太から学べる人生の成功法則を「のび太メソッド」と提唱し、全部で37つ紹介しています。
・完璧をいきなり目指さない
・かっこいい自分を想像する
・直感で判断。とにかく動き出す
・夢は叶うと信じ切る
・自分より、まず他人の幸せを望む・「愛する存在」で心を強くする
など。
この「のび太メソッド」は、どんなダメな奴でも夢が叶う魔法の法則です。みなさんの人生にも役立つヒントがたくさん詰まった1冊です。
誰でもうっかりと、仕事の打ち合わせや友達との約束を忘れてしまうことはあります。しかし、そんな小さな「うっかり」のせいで、信用問題や友情関係にヒビが入ってしまうことも少なくありません。
もちろん『ドラえもん』の社会でも、うっかり忘れの問題は一大事。解決に向かうようにストーリーは展開していきます。
「のび太ののび太」
ジャイアンやスネ夫から野球に誘われていたのに、のび太はうっかり忘れてプールに行ってしまいます。のび太はみんなにとても迷惑をかけたので、自らの物覚えの悪さをドラえもんに相談します。
ドラえもんは約束を忘れないために、その時間になると「タイムマシン」への入り口で過去からやってきた自分自身に教えてもらう方法を使っています。
のび太もそのアイデアに感心し、早速今日1日のスケジュールをしっかりと決め、「タイムマシン」を使ってスケジュールをそれぞれの時間帯ののび太に連絡します。
突然、ママから夏休みの宿題がずいぶんたまっているから、今日は遊んじゃいけませんと厳命されます。でも、予定が組んであるので、その時間になると連絡係が「タイムマシン」になっている机の引き出しから登場。あやとりの連絡係が「あやとりをやる時間」だと大きな声で告げますので、ママから「勉強しなさいといったのに、あやとりとは何ですか」と言って叱られてしまいます。その後も同じようにママから、野球に行くことも止められます。
この時間管理術は素晴らしいアイデアでしたが、日々ののび太の行動やママの存在を考慮に入れていなかったため、失敗に終わってしまいました。『ドラえもん(9)(てんとう虫コミックス)』小学館 より
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