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» 2015年01月09日 05時00分 UPDATE

知的生産の技術とセンス:「発見の手帳」をEvernoteで作る方法 (1/2)

今回は、Evernoteを「発見の手帳」として使う方法を紹介します。

[堀正岳, まつもとあつし,Business Media 誠]

連載「知的生産の技術とセンス」について

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本連載は堀正岳、まつもとあつし著、書籍『知的生産の技術とセンス 〜知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術〜』(マイナビ新書)から一部抜粋、編集しています。

私たちは、かつてなかったほどさまざまな「情報」に囲まれ、日常的な仕事や生活で「知的生産」を行っています。

しかし、私たちが日々生み出している情報は、こういった環境の進化に追いついているでしょうか? 道具や環境が整った今だからこそ「知的生産」のための技術について、あるいは「知的生産」とはそもそもどういうものなのか、その源流をたどる必要が高まっています。

本書では、元祖ライフハックと言っていい、知の巨人・梅棹忠夫氏が提唱した「知的生産の技術」を、できる限り生かせるように再解釈し、周囲にある道具や環境に適用できるようアップデートを試みました。

さあ、「知的生産」という人生の武器を手に入れましょう。


 「発見の手帳」は、日々の発見をいち早く保存して忘れておける手軽さが1つの要件ですが、情報と情報のつながりを見出すために利用できることも、もう1つの要件です。それがなければ、膨大な発見はただ死蔵されるだけです。

 Evernoteを「発見の手帳」として使うには、多少の工夫が必要となります。まず、Evernoteに保存された情報を引き出すには、パソコン上ですべての「ノート」を閲覧するのでもかまいませんが、通常は検索を行います。

 Evernoteには「ノート」のタイトルや本文から検索を行う機能だけでなく、画像の中に存在する文字列を画像認識して検索する機能があります。探している情報について、文字列で検索するだけでもたいていのものはすぐに見つかる=思い出せる仕組みになっているのです。

 ただし検索だけでは見つからなかったり、ノート同士のつながりが見通し悪くなったりしますので、いくつかの機能を援用します。

1. ノートブック

 Evernoteのすべての「ノート」は、複数の「ノート」を収納する「ノートブック」に属しています。ノートブックは学習に使うノートと同様に、テーマごとに用意するという考えでよいでしょう。関連したノートブックを複数まとめて「スタック」という単位にすることもできます。

ks_notebook.jpg Evernote のノートは「ノートブック」で分類できる

2. タグ

 商品タグが、商品の素材や価格についての情報を付け加えてくれるのと同じように、「ノート」に情報のタグを付け加えることができます。ノートブックとタグの違いは、タグは1つの「ノート」に複数設定できる点です。例えば読書に関連した「ノート」を「読書」ノートブックに、ニュースや時事問題をクリッピングしたものを「ニュース」というノートブックにまとめたとして、その任意のノートに「面白い」「要調査」といったタグをつけておけば、ノートブックをまたいで情報を串刺しにして表示することができます。

ks_tag.jpg ノートに「読書」「ニュース」といった「タグ」をつけて属性を分かりやすくしたり、タグで検索して情報を絞り込みやすくできる
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