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7つの付録で決める手帳の選び方3分LifeHacking

2008年の手帳選びの季節がやってきた。手帳選びの基本とは別に、巻末付録の出来もチェックしてみてはいかが?

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 そろそろ2008年の手帳の季節。来年の手帳が並び始めた。今年と同じ手帳を選ぶ人もいれば、心機一転、違った手帳を探す人もいるだろう。普通の手帳の選び方といえば、デザインやサイズ、そしてバーティカルかどうかなどレイアウトが中心なのだろうが、たまには巻末付録もチェックしてみたい。

地図は手帳の付録の基本だが

 巻末付録の定番といえば、都心の路線図。たいていは地下鉄が中心だ。しかしここはJR、私鉄などの近郊鉄道網が載っているかどうかもチェックしたい。

 携帯の乗り換え案内などで用が済んでしまう昨今だが、「この駅ってどこにあるんだっけ?」「あの駅まで何駅あるんだっけ?」といった疑問には、一覧できる紙の地図がベスト。また念のため、2008年6月に開業予定の副都心線の駅がしっかり載っているかはチェックしておこう。

世界地図なら時差チャートを

 今度は世界地図に目を向ける。ここのチェックポイントは、世界各地の日本との時差がどれくらいあるかがしっかり記載されているかだ。GMT表記でいえば日本は「+9」。しかし日本で使う手帳なのだから、日本を「0」として該当地域との時差が分かるのが望ましい。

 秀逸なのは高橋書店の手帳に付いているチャート(高橋書店 フェルテ7の記事参照)。例えば日本が「0」で米国西海岸を見ると「-17」と書いてある。17時間前というわけだ。さらにすごいのは、縦軸で日本時間を取って、そのまま横を見ていくと、該当地域の時間が分かるようになっていること。日付が日本時間と変わる場所は背景の色が変わっているのも素晴らしい。これなら、「日本がいま14時だから、米西海岸は前日の21時──」とすぐに分かる。


高橋書店「リシェル3」の世界地図。チャートの出来が秀逸

年齢早見表もほしい

こちらは能率手帳の年齢早見表。海外製品ではここまで手をかけていないものも多い

 年齢早見表も定番だ。ここでは昭和何年だと西暦何年で、その年に生まれた人が何歳か、簡単に分かる。こういった情報は計算すれば簡単にわかるが、一覧になっていることが重要だ。

度量衡換算表には覚え方

 1ガロンって何リットル? 1坪って何平方メートル? ビジネス上よくあるこんな疑問にさっと答えを出してくれる度量衡換算表。長さ、重さ、面積、体積のそれぞれについて、日本の尺貫法、メートル法、英米のヤード・ポンド法のそれぞれが変換できるような表が付いていると便利。

 「アクションプランナー」(アクションプランナーの記事参照)の度量衡換算表には、換算法の覚え方も付いている。「ポンドをキログラムにするには1割引いて2で割る」──といった具合。電卓やPCなしでもざっくり概算が出せるのである。


「アクションプランナー」の度量衡換算表。換算法の覚え方は、電車の待ち時間にでも暗記しよう

変わり種の「グレースケールチャート」

 国産ジャバラ型手帳の「KILO」(Coated Design Graphics製)は、裏面の付録にもフォントの級数表などが付いており、デザイナーを意識している作り(8月30日の記事参照)。なかなか面白い作りだ。

 その中の1つ、グレースケールチャートは意外なところで使えるかもしれない。例えばデジカメの階調表現をチェックするために使うとか、あるものの明度を現場で確認するとか──。厳密なものとはいえないだろうが、デザイナーならずとも使い方はアイデア次第。


「KILO」に付いているグレースケールチャート。なかなか珍しい手帳の付録

意外に付いていない「定規」

こちらも高橋の手帳「リシェル3」より。ちょっとした一手間で便利になる一例

 これって何センチ? と思ったときに、学生時代なら定規、人によっては巻き尺を使って測る。しかしビジネスパーソンの机には、いまや必ずしも定規があるとは限らない。だからこそ、手帳の付録としてぜひ定規はほしいものだ。

 下記の写真は高橋書店「リシェル3」のもの。こうした工夫がしっかりされているのはさすが老舗といったところ。ちなみにロディアのメモ帳や、方眼型のMOLESKINE(モールスキン)は、1マスが5ミリになっていることも覚えておくと便利だ。

重要な情報が詰まっている手帳だから

 最後に、ぜひ確認したい点が、持ち主の名前や連絡先を記入する欄が設けられているかどうか。しかも単に名前や電話番号を書くだけでは、いま1つ。ここには、「落とした人は上記に連絡してください。お礼に○○○円お支払いします」と書けるようになっていると完璧だ。

 こちらの老舗はMOLESKINE。1ページ目にこれが印刷してあり、拾った方に明確に分かるようになっている。お礼に1万円──と書かれていることの効果のほどは不明だが、少なくとも落とし主に“そのくらい重要なものなのです!”と伝える効果はある。


MOLESKINEの1ページ目より。英語での記載なので日本語でも「落とした方は下記までご連絡ください。○○円お礼させていただきます」と書いておくと、さらに安心

 ちなみにここで紹介した手帳はすべて2007年版。2008年版の進化にも注目だ。

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