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外出先での書類スキャンと共有に便利な「ScanBit MFS-60」でEye-Fiを試した使える? ハンディスキャナ(1/2 ページ)

「ドキュメントスキャナは便利だけど、出先でPCなしでスキャンしたい」という人も多いはず。本体上部に液晶モニタを備えたハンディスキャナ「ScanBit MFS-60」は、PCなしのこれ1台で書類をかんたんにスキャンでき、結果は本体のモニタですぐにチェックできるのが特徴だ。SDカードスロットも装備しているので、Eye-Fiも試してみた。

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製品本体。全長30センチほどで、持ち運びが容易。キャリングケースの類は付属しない。価格は14800円だが、市場では12000円前後で販売されている模様。

 「ドキュメントスキャナは便利だけど、PCなしでスキャンしたい」という人も多いだろう。エグゼモードの「ScanBit MFS-60」は、本体上部に液晶モニタを備えたハンディスキャナ。PCなしのこれ1台で書類をかんたんにスキャンでき、結果は本体のモニタですぐにチェックできるのが特徴だ。

 PCに接続すればスキャンデータをWeb上のストレージに保存可能。どこからでもスキャンデータを参照できるようになる機能も備える。エグゼモードから評価機を借りたので、レビューをお届けしよう。


(左)リアビュー。読み取った用紙は背面から排出。(右)上部の操作ボタン。スキャンの開始やメニューの表示などで使用する

読み取り速度はA4サイズ1枚で15〜20秒弱と、このクラスの製品にしてはそこそこ速い

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

本体の液晶モニタでプレビュー可能なハンディスキャナ


スキャンの前にガイドを用紙サイズに合わせる

原稿は右寄せで挿入する。名刺サイズから最大A4まで対応する

 「ScanBit MFS-60」の全長は30センチ。いわゆるハンディスキャナと呼ばれるタイプの製品だ。本体正面にある挿入口に書類を差し込んでスキャンボタンを押せば読み取りが始まり、完了すると背面に排出される仕組みになっている。読み取られたデータは背面スロットに挿されたSDカードに記録される。対応サイズは最大でA4判、記録形式はJPGだ。

 本製品が便利なのは、本体上部に2.4型の液晶モニタがついており、読み取った書類がその場でチェックできること。わざわざPCをつながなくともスキャナ本体だけで読み取った画像が確認できるので、外出先などでの取り回しが非常によい。プレビュー画面では最大5倍の拡大表示も可能なので、細部のディティールがきちんと読み取れているかも容易にチェックできる。

 この液晶モニタには、日本語でさまざまなメッセージを表示してくれるので、操作の手順が分かりやすい。メッセージに従ってスキャンし、液晶モニタでプレビューして気に入らなければ再度スキャン――という流れ作業でどんどん取り込めるのだ。読み取り速度はA4サイズ1枚で15〜20秒弱と、1万円台の製品としてはそこそこ速い。

 書類のスキャンに特化していることもあり、読み取り設定は固定(解像度は300dpi、モードはカラー24bit、読み取りは片面のみ)。他社のドキュメントスキャナにあるような斜め補正などの機能はない。また複数枚の原稿を同時にはセットできない(つまり1枚ずつの読み込みとなる)ので、大量の書類を読み取る用途よりも、枚数が限られたレジュメなどを外出先で手軽にデータ化するのに向いた製品だと言えるだろう。

 例えば、ScanBitをバッグに入れて外出し、出先で書類をじゃんじゃんデジタルデータ化するのはアリだ。展示会のブースに持ち込み、来訪者の名刺をその場でデジタル化してしまうといった使い方も可能だろう。セミナーや講演会に本製品を持参し、資料の類をその場でデジタルデータ化して原本はその場で処分したり、事務所のPCまで距離がある工場やショウルームなどで利用したりすることも想定できる。


背面にはSD/SDHCカードスロットと、PC接続用のUSBポート。ACアダプタで駆動する

本体上面の液晶モニタ。2.4インチで見やすい。視野角はやや狭い感も。右はスキャン中の画面だ。ステータスは日本語で表示するので、説明書を読まなくともほとんどの操作が行えてしまう

読み取りが完了した書類。左の表示サイズでは細部まで確認するのは難しいが、最大5倍まで拡大できる(右)ので、きちんと読み取れているかどうか、細かいところまでチェックできる

斜め補正機能などはない。ガイドに合わせずにスキャンすると、左の画像のような状態になることも。読み取った画像のチェックはもちろん、回転やファイル消去もスキャナ側で行える

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