名刺は交換から1週間が“鍵”――広報女子の名刺管理:誰も書かなかった、広報女子部ログ(2/2 ページ)
中小企業で広報をしているわたしにとって、名刺は交換から1週間が“鍵”。その間に起こすアクションが、今後の関係を築いていくのです。
名刺交換時から、名刺管理は始まっている
とはいえ、メールを送った相手に「誰だっけ?」や「返信するの、めんどくさい」などと思われないように工夫する必要があります。
もちろんエクセレントなメールがいつも送れればよいのですが、そうでもないわたしは、名刺交換をするときに欠かさないことがあります。
それは、「○○の広報っぽい」を演出することです。基本的に、広報での集まりでは多くの人と話をするため、1人にかける時間は多くありません。その中でも、自分が何をやっている人で、次はどのような接点があるのか、と相手に思ってもらうためには、“自分が何者であるか”を手っ取り早く伝える必要があります。
美容室の広報をしているわたしは、自社の美容師に「そう見えるように」とオーダーをします。パリやミラノコレクションでファッションとともにヘアスタイルを作ってきた彼らならば、そのオーダーに応えることが可能です。
かといってモデルばりの格好をしろ、ということではなく、ここはあえて、世の中の人が考えるステレオタイプを演出することで、短時間で相手に対して自分への理解を高められます。
ちなみに服は黒を基調に着るようになりました。美容系の仕事は現職が初めてなのですが、黒がサロン系の仕事のテーマカラーだと気が付きました。基本的にアーティスト、というよりも、お客様を引き立てる黒子(クロコ)なんですよね。
保管について
最後に、保管についてです。わたしは保管状態に入ると、もうほとんど名刺は見ません。それでも何かがあったときのために保管はします。現物保管だけでなく、Sansanが提供している「Eight」のようなクラウドサービスも大変有効だと思います。スマートフォンでいつでもどこでも名刺情報が確認できるのは、急に連絡先の確認が必要になった時、とても役に立ちますよね。
※この記事は、誠ブログの「誰も書かなかった、広報女子部ログ:広報女子の『スイミー的名刺管理』――賞味期限は一週間より転載、編集しています。
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