アイデアにつまったら、「オズボーンのチェックリスト」を試してみる:ナレッジワーキング!!(1/2 ページ)
アイデア出しの定番「ブレスト」は、自由に発想することが重要ですが、それでも妙案が浮かばないこともあります。そこで試してみたいのが「ヒント」を使う方法です。
問題解決のアイデアを出すときに、ブレスト(ブレインストーミング)ではなかなか妙案が出ないことがあります。ブレストは自由に発想することが重要ですが、ある程度ヒントをトリガーにすることで、短時間にアイデアを量産できるかもしれません。今回は、「オズボーンのチェックリスト」と呼ばれるアイデア発想のためのヒント集を紹介します。
アイデアをいろんな視点からこねくり回す発想方法
アイデアにつまったときには、チェックリストを使って課題をこねくり回してみましょう。「こねくり回す」とはちょっとぞんざいな表現ですが、いわばリストの中から今まで思いつかなかった発想のヒントをもらって新しいアイデアを効率的に生み出すということです。
チェックリストの中でも最も有名な「オズボーンのチェックリスト」には、9つの質問が用意されています。例えば、「他からアイデアが借りられないか?(応用)」という質問では、現在の問題解決のためにほかの分野や業界などでの解決方法をマネできないかと考えるのです。
これまで人類は、こうもりからレーダーを発案し、蓮の葉からレインコートを編み出し、ガラガラヘビから熱探知ミサイルを開発しました。このように自然界に学ぶということも応用の1つですし、トヨタのカイゼンをスターバックスが採用し、店舗内のオペレーションを効率化する試みなどは、他業界に学ぶという応用例の1つです。
オズボーンのチェックリストには、このような9つのアイデアヒントがあり、解決アイデアの発想が煮詰まったときに役に立ちます。問題点を把握し、そこから論理的な解決方法がポンポンでない場合は、こうしたチェックリストを試してみてはどうでしょうか?
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