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西友、買い物の不満点「レジの行列」を解消するセルフレジ拡大

スーパーマーケットやコンビニエンスストアで普及が始まっているセルフレジ。西友は、セルフレジ導入店を90店舗に増やす予定だ。

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 買い物客が自分の手で商品のバーコードを読み取り会計を済ませるセルフレジ。客側には会計の待ち時間が短くなる、店舗側には人件費が削減できるというメリットがある。

 全国に373店舗(2014年4月1日時点)を展開する西友は、すでに40店舗で日本NCRのセルフレジを導入している。同社によれば、これから2015年にかけて50店舗で400台以上の新型セルフレジを導入するといい、計画通りに進めば約4分の1の店舗に当たる90店舗でセルフレジが稼働することになる。

 西友のビジネス・プロセス改善チームは、セルフレジの追加導入に当たりターゲットとなる顧客層や効果分析を実施した。例えば、「12品以下の購入者が80%を占める7店舗」では、セルフレジの利用率は約30%だった。一般的に購入する品数が少ない客ほどセルフレジ利用で得られるメリットが大きくなる。そこで、有人レジを10台から8台に減らし、セルフレジを6台から8台に増やしてみると、セルフレジの利用率は47%まで増加したという。

 西友のグローバル・ビジネス・プロセス部門でバイスプレジデントを務めるマイロン・パーク氏は、「顧客はこれまで以上にスピーディに支払いを済ませることを望んでいます。すぐに食べられるお惣菜を手に大急ぎで買い物を済ませたい人もいれば、ペットボトルの水1本のみの人もいます。セルフレジの追加導入で店舗の精算処理能力を向上し、迅速、簡単、便利な支払い方法が提供できます」とコメントする。

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