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2003/01/23 16:52:00 更新 |
ソニーなど4社、オーディオ機器へのダイレクト音楽配信を事業化へ
PCを介さず家電に音楽を直接配信。今秋にサービス開始予定
ケンウッドとパイオニア、シャープ、ソニーの4社は1月23日、オーディオ機器などにネットから音楽データを直接配信するサービスの事業化を検討する企画会社を設立すると発表した。サービス内容や対応機器の仕様を決め、今秋にサービスを開始する計画だ。
新会社は「エニーミュージック企画」で、2月1日付けで設立する。資本金1億円は4社で均等に出資し、社長にはソニーの野口不二夫・ネットワークアプリケーション&コンテンツサービスセクターAny Music事業準備室統括部長が就任する。
4社で検討するサービスの名称は「any music」。ブロードバンドでインターネットに接続された家庭用オーディオ機器に楽曲データを直接配信する。著作権管理・配信技術にはソニーの「OpenMG X」を採用し、PCを介さず対応機器にデータをダイレクトに配信することで違法コピーを防止できるとしている。
ユーザーはオーディオ機器を使って楽曲の試聴から購入までを行える上、ダウンロードした楽曲データは「Net MD」対応機器やメモリースティック対応機器など、OpenMG対応ポータブルプレーヤーに転送して再生させることも可能だ。車載端末での利用も検討する。
配信に利用する共通プラットフォームや対応機器の仕様も策定する。4社のほか、賛同企業としてオンキヨーとデノン、日本ビクター、ヤマハのオーディオ機器メーカー4社と、NECエレクトロニクス、日立製作所、富士通、三菱電機の半導体メーカー4社も検討に参加する。
企画会社での検討後は事業会社を設立。今秋のサービス開始と同時に対応機器を発売する計画だ。
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ニュースリリース(ソニー)
[ITmedia]