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2003/07/07 14:26:00 更新 |
インタビュー
「3週間遅れてます、すみません」MMORPGミュー・小島プロデューサー (2/2)
「これがあるからミューをやるんだ、というものを実装していく」
日本語版ミューについては、6月におこなわれたプレスカンファレンス時点のスケジュールから3週間ほど遅れているという。これの主な原因は、開発元のWebZenが次の天空マップにかかりっきりだったことが理由だが、天空マップの開発は7月1日の時点で完了ということで、今後もずるずる遅れるといったことはなさそう。
天空マップより。空に浮かぶ星座が敵となって攻撃してくるなど、ビジュアル面での仕掛けもいっぱいあるらしい
小島氏はミューについて3つの軸を決めている。「ビジュアル」「アクション」「ストーリー」だ。この軸に基づいて何を入れていくか・何を入れないかを判断するという。たとえば生産系や家を建てるといったことは、ほかでもやっているし不要であると語った。
まず、1つめの軸の「ビジュアル」については、普段着の実装を考えているという。実在のブランドとの連動で、ゲームの中で実在の服が着れるようにしたいとのこと。
また、「アクション」については「でっかいキャラクターでアクションしているけど、今はまだクリックで攻撃するだけのクリゲー。たとえばナックル系の武器で『気絶』させられるようにすれば、気絶させてる間に斬る、といった連携が生まれる。そういう日本のアクションゲームの文法を取り入れていきたい」とした。このほか、チャットの発言でキャラクタがアクションする“エモティコン”も「ゲッツ」「なんでやねん」「なんでだろー」などを追加するということで、そういう面でもアクションは楽しくなりそうだ。
3つ目の軸「ストーリー」では、まず7月中にNPCのセリフがつく。
NPCのセリフには、ストーリーに関係があるセリフやないセリフ、プレイヤーへの謎かけなどいろいろだが、「アトランスマップ(7月20日)と同時か、1週前にリリース」の予定だという。リリースされたらぜひあちこちまわってNPCに話しかけてみよう。
また、クエストも大小いろいろ実装するということで、ストーリーに関係する大きなクエストはもちろんだが、「おつかいくらいでも、あるかないかで全然違うので、用意していきたい」という。
さらに今後の予定として、「これがあるからミューをやるんだ、というものを実装していく」計画があるという。具体的にはまだ明らかにしてもらえなかったが、「ミューの中でも、根幹に関わるすごく大事な部分」「絵的にもぱっとわかる」ものになるとのこと。これから仕様書を起こしてWebZenに持ち込むということだが、これも期待したいところだ。
8月リリース予定のデビルスクウェア
カオス合成
魔剣士
「いい人がいっぱいいる場にしたい」
最後に小島プロデューサーのこれから目指すところを伺った。
「ゲームにはまったきっかけはグラディウス」という小島氏は、「ゲームによって、子供の頃受けた衝撃というか、コンテンツがあることで普段の生活が楽しくなった。その歌があるから、映画があるから、ゲームがあるから生きて行けた、というのをミューでも目指していきたいですね。ひとつでもいいから楽しいものを提供していきたい。そのために、これからずっと進化していきます」と抱負を語った。
そして、一部で指摘されている引きこもり状態でオンラインゲームに没頭しているプレイヤーについては「ゲームをやる中で、冒険をしていく中で、他者とコミュニケーションしていく中で、自分を探してください」とのメッセージ。MMORPGは、プレイヤー同士のコミュニケーションが重要な要素。「いい人がいっぱいいる場にしたいですね」という言葉が印象に残った。
ミュー 〜奇蹟の大地〜
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関連リンク
ゲームオン
「ミュー 〜奇蹟の大地〜」公式サイト
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[記事提供:RBBTODAY]