リビング＋：最終回：いろいろご迷惑をおかけしました！

リビング＋：連載

2003/10/31 23:59:00 更新

コンテンツBar@ZD
最終回：いろいろご迷惑をおかけしました！

突然ながら、今回でコンテンツBarの連載は、オシマイ。3人には、これまでのコンテンツを振り返ってもらおう。それと、担当編集者から読者のみなさんにごあいさつを……

イラスト
左から、マスターフジタ、ヘイワードYUKO、チェルシーチヒロ

担当編集者　突然ですが、今日でコンテンツBarの連載は、オシマイです。というわけで、みなさんにはこれまでのコンテンツを振り返っていただき、感想を述べてもらいたいと思います。

チェルシーチヒロ（以下チヒロ）　いきなり最終回だね！　まあ、いろいろコンテンツを見られて楽しかったな。

ヘイワードYUKO（以下ユーコ）　実は、連載が始まるまではそれほどブロードバンドコンテンツを見てなかったんだけどぉ。慣れると、だんだん見るようになったねぇ。

マスターフジタ（以下マスター）　連載の間に、コンテンツのビットレートが上がっていったり、市場が変化していくのが分かったね……。今後、さらに進化していくんだろうな……

おもしろかったものは？

担当編集者　多くのコンテンツを視聴してきたわけですが、ズバリ「おもしろかったもの」はなんでしょうか？

チヒロ　これを答えるのは、実は難しいよね！　というのも、「コンテンツとしておもしろい」ものと、「新しい試みでおもしろい」ものがあるから。

ユーコ　コンテンツとしておもしろかったのは、やっぱり、映画監督が撮った作品よねぇ。岩井俊二監督の作品や、ジョン・ウー監督の撮ったショートムービーは、出来がよかったなぁ。

マスター　個人的には、「itv24」で生放送しながらアイドルと視聴者がチャットする番組作りに、感心したね……。これは、“新しい試みとしておもしろい”方だな……。

チヒロ　コンテンツ内に広告を織り込んだムービーも多かったよね！　今後も、どんどん無料のコンテンツが増えるといいな。

マスター　あと、やっぱり「ネットでグラビア」って、いいよね……。ダウンロードした画像は紙媒体と違って色落ちしないし、色なんかもとてもきれいだった……。水の透明感なんか、全然違ったよね……。

ユーコ＆チヒロ　熱心に見てたのは「水」じゃねーだろ！

つまらなかったもの

担当編集者　逆に、これはつまらなかったというものは？

チヒロ　個人的には、変に情報を伝達しようとするものがつまらなかったかな。やっぱり、「動画＝ひまつぶし」だから、エンタテインメント性の強いものじゃないと、つまらないかも。

ユーコ　そうだねぇ。あとは、さっきの逆になるけど、コンテンツとしてはおもしろくても、試みとしてつまらないものもあったよねぇ。

マスター　アニメ名作劇場なんて、過去に放送した動画をただ並べただけ。デザインや、客のアピールを考えていないと思ったけど……ただしあれは、中身がいいんだよね……。個人的に相当楽しんだし……。

担当編集者　究極的には、何がおもしろいかはその人の趣味嗜好にもよるともいえます。ただ、担当者として見ていると、「無難なサイト」は全体的に読者からの反応も薄かったようです。

担当編集者からごあいさつ

　この連載は、ブロードバンドコンテンツ黎明期に、どんなコンテンツがあるかを読者に紹介する目的で始められました。生身の人間がコンテンツを視聴し、無機質な文章ではなく、自分なりの言葉で感想を述べ合うというスタイルをとりました。

　ただし、コンテンツのジャンルが多岐にわたったこともあり、統一的な評価基準を設けませんでした。また前述のとおり、あえて批評者の主観を前面に押し出す手法をとりました。このため、読者の好き嫌いがはっきり分かれる連載だったと思います。

　特定のコンテンツに低い評価を下したこともありましたが、そのコンテンツを高く評価するユーザーから、厳しいお叱りの言葉をいただくことも多々ありました。また、冗談半分のコメントが冗談とうけとられず、読者に不快な思いをさせてしまったこともありました。この場を借りてお詫びいたします。

　しかし、連載をおもしろいと言って下さる方もおり、時に熱心に連載の意見に同意するメールもいただきました。こうした声は、担当者、批評者にとって非常な励みになりました。あつく感謝いたします。

　連載は終わりますが、Living＋は今後も続きます。今後とも、当サイトをよろしくお願いします。

一同　ありがとうございました！

～（閉店）～

	“酒呑み”フリーライター25歳。アルコール飽和状態になると、グチ・ビジネス論を展開するクセがある。実は米国留学経験があり、英語がペラペラ。好きな食べ物「焼酎」「じゃんがららーめん」。口癖「なんで私ばっかり」。	流行りモノにはとりあえず手を出す、デジタル系フリーライター、24歳。クラブ通いや下ネタトークを好み、エロサイトのデザイナーを手がけた経験もある。夢は「窪塚洋介似の夫と築く幸せな家庭 in　ニューヨーク」。動物占いは「黒ひょう」。	「パンダマン」などシュールなキャラで知られる漫画家。「コンテンツBAR　@ZD」のマスターを務める。「癒し系」「永世中立派」と呼ばれる●歳、独身。
	ヘイワードYUKO	チェルシーチヒロ	マスターフジタ
寸評	いろいろなコンテンツを見てきたけど、やっぱり思うのは「ネット上でコンテンツにお金を払うのには違和感がある」ということ。クレジットカードの番号なんて、入力する気にならない。CATVなら毎月何千円も払うのにねぇ。不思議。	マスターの批評は、いつもぶっ飛んでいて、普通じゃなかった。最終的な原稿では、編集者にだいぶ手直しされてたけど。ユーコは、的確な批評をするときと、「アホかぁ」というときが半々。人間的にはいいやつだけどね。	ずーっと見つづけているコンテンツは、BARKSの「みうらじゅん」。毎回面白いわけではないんだけど、クセで聞いてます。「童貞喪失」からがまた面白い！　ブロードバンドには、これからも楽しいコンテンツ期待してます。