孫正義氏が掲げる「300年ビジョン」の意味世界トップリーダー1000人が実践する時間術(5/5 ページ)

» 2015年08月10日 06時00分 公開
[谷本有香ITmedia]
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長期的視野で「今」に取り組むことが大切

(写真はイメージです)

 さまざまなトップリーダーを見てきた私の意見としては、「ビジョンを構想するのは早いほうがいい」ということになります。当たり前のことですが、若いうちから準備をはじめることができれば、より大きな夢を見て、実現することができるからです。

 ちなみに、ネットビジネスの世界で活躍する「ネオヒルズ族」と呼ばれるリーダーたちには、短期的視野の持ち主が多いようです。

 確かに彼らは、瞬間的には何十億円というお金を稼いだでしょう。それもある種の「成功」の形だと思います。彼らの成功が本物ではないというつもりはありません。しかし、10年後、20年後、彼らが築いた事業がどれほど残っているでしょうか。彼らは世の中に対して、今と同じだけの影響力を持ち続けているでしょうか。

 幸いなことに、彼らの多くは若いリーダーです。今後、それまでの経験をもとに30年先、50年先のビジョンを構想することも十分可能です。

 長期的な視野を持って目の前の「瞬間」に取り組むことができたとき、彼らも時間を味方につけることができるでしょう。そのときこそ、本来、優秀な彼らの本領が発揮されるときなのではないでしょうか。

 (つづく

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