しかし、本音を言えば、金利は高ければ高いほうが良い。そこで、さらに高金利の地方銀行を探してみました。次にヒットしたのが、北都銀行あきたびじん支店。
1年もの定期預金の金利が0.50%(年利)となっています。ただし、これには条件が1つ。「秋田県あるいは秋田県内の市町村へふるさと納税をした人限定」というものです。
ふるさと納税に興味がない人、ふるさと納税をする必要がない人、そもそも秋田県内への寄付に賛成できない人にとってはハードルの高い条件となり、金利0.50%が必ずしもお得だとは言い難いです。
実は、北都銀行あきたびじん支店に限らず、1年定期金利が0.5%を越えるものには、何らかの条件が付与されることが少なくありません。
例えば、朝銀西信用組合で「福岡支店リニューアル記念 特別優遇金利」が実施されています。
1年定期の預金金利は0.7%(年利)。しかし、100万円以上の預入が条件で、組合員限定のキャンペーンとなっています。ここでいう“組合員”とは以下のことです。
当組合に出資されている方を組合員と称しています。組合員になるためには下記の資格を有し、当組合が承認した方であればどなたでも組合員になることができます。
出資金は定款において1口/500円と定められておりますが、よろしければ20口/1万円からの組合員加入をお願いしております。
【資格】当組合の営業区域内にお住まい、もしくはお勤めの個人の方、また当組合の営業区域内に事業所をお持ちの法人・個人事業主の方。
(朝銀西信用組合)
つまり、「最低でも500円、できれば1万円の出資金を!」とのことです。仮に100万円を金利0.7%で1年間預けたとすると、利息は7000円。しかし、500円出資したなら差引金利は0.65%、1万円の出資なら赤字です。メリットはないです……。
こうして見ると、香川銀行セルフうどん支店やその他地方銀行の年利0.40%はハードルが低く、落としどころなのかと思います。
copyright (c) "money no tatsujin" All rights reserved.
Special
PRアクセスランキング