インタビュー
» 2015年09月02日 08時00分 UPDATE

水曜インタビュー劇場(カーシェア公演):カーシェア事業で、なぜ「パーク24」だけが黒字化できたのか (2/8)

[土肥義則,ITmedia]

黒字の世界に“一番乗り”

yd_car2.jpg タイムズカープラスのクルマ、駐車場、会員数が伸びている

土肥: カーシェア事業の「タイムズカープラス」が好調のようですね。事業をスタートしたのは2009年。「カーシェア事業を黒字化させるのは、時間がかかる」と言われていますが、パーク24はわずか5年で達成された。なぜかなと思ってサービス内容をみると、利用料は15分で206円……他社と比べて高くもなく安くもなく。細かいところをみても、A社よりもここは安い、ここは高い、B社よりもここは便利、ここは不便……といった感じで、優劣をつけることは難しい。

 サービス内容はそれほど差を感じることができないのですが、業績をみると差がくっきり出ています。他社がまだ赤字で苦しんでいるのに、なぜパーク24は黒字の世界に“一番乗り”できたのでしょうか?

内津:カーシェア事業を始めるには、3つの“武器”が必要なんですよ。駐車場、会員、クルマ。当社は駐車場屋さんなので、駐車場は全国に約1万5000カ所持っています。そして、会員は約550万人います。でも、クルマを持っていませんでした。

 カーシェア事業に参入する企業が増えている中で、「どうしたらいいのかなあ」と悶々としていたところ、当時のマツダレンタカーがカーシェアを運営していました。しかし、私たちと比べて駐車場の数は少なく、会員数も少なかったので、大きく展開することができていませんでした。先ほども申し上げましたが、当社はクルマを持っていませんでした。そこで、2つの会社が“結婚”すれば、カーシェア事業を大きく展開することができるのではないか。ということで、マツダレンタカーの事業を譲り受けることになりました。

土肥: 駐車場はあった、会員もいた。そして、懸案事項であったクルマを手にしたわけですね。

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