8月後半の内定獲得率は77.9%、半数は「既に終了」

» 2015年09月04日 14時34分 公開
[ITmedia]

 企業の採用活動を支援するサイト「JOBRASS」を運営するアイデムは、2016年3月卒業予定の大学生(大学院生を含む)を対象に、内定獲得状況を調査した。8月17日から28日にかけて調査したところ、77.9%が「1社以上の内定を獲得している」ことが分かった。内訳をみると「1社」が最も多く28.7%、次いで「2社」(20.3%)、「3社」(14.2%)、「4社」(7.7%)、「5社」(3.8%)と続いた。一方、「0社」と答えたのは22.1%。

内定獲得の状況(出典:アイデム)

 就職活動はいつまでかかる見込みかを聞いたところ、「既に終了している」が最も多く50.3%。次いで「9月末」(15.8%)、「8月末」(12.9%)と続いた。回答者の79.0%が9月末までに就職活動を終えるようだ。

就職活動の継続予定(出典:アイデム)

 この結果について、同社でマーケティンググループのマネージャーを務める佐川好司氏は「今年の就職活動は、学生にとっては『売り手市場』。企業からすると『より早く』採用活動を行いたいということがうかがえた。8月の学生の動きを見て、今後秋採用・2次募集を行う企業も増えていくことが予想される。採用予定人数を確保するためにも、今年の企業の採用活動はしばらく続くだろう」と分析した。

 インターネットを使った調査で、就職活動をしている大学生(大学院生含む)443人が回答した。

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