棚卸しメモ術で、継続力をつけるエグゼクティブの”からだ”づくり(1/3 ページ)

» 2015年09月09日 07時00分 公開
[荒尾裕子ITmedia]

集中連載:「エグゼクティブの”からだ”づくり」について

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 この記事は荒尾裕子著、書籍『毎日5分から! ハイクラス・ビジネスマンはやっている 戦うための心体(からだ)づくり』(明日香出版社)から抜粋、再編集したものです。

 ・1日5分のからだマネジメントが、仕事の効率を上げる
 ・からだは2つにできないが、パフォーマンスは2倍にできる!

本書では、役員クラスのエグゼクティブが日常生活の中で実践している手軽な健康法を紹介。心と体のバランスを意識して、あなたも高いパフォーマンスを生み出すハイクラス・ビジネスマンへと成長していきましょう。

「毎日、忙しくて健康に気を遣うヒマがない……」という人にこそ読んでほしい一冊です。

戦うためのからだづくり、あなたもそろそろ始めませんか?


 今日1日、あなたはどのようなことを達成し、目標にどれだけ近づけたでしょうか? どんなに立派な目標を立てても、継続できてこそ意味があります。ハイクラス・ビジネスマンのように成果を出し続ける人は、ゴールや日課を見える化する習慣をもっています。

 この見える化の方法の1つが、1日の棚卸しとして行う“棚卸しメモの作成”です。

 1日を振り返り、その日の出来事を棚卸しして記録することで、自分のクセや頑張っている部分、効果などに気付くことができたり、苦手とする課題の傾向がつかめます。こうした現状把握ができて初めて、「次にすべきこと」が見えてきます。

 からだマネジメントも同様で、せっかく具体的に目標を立てたとしても、日々の行動や変化を見える化しておかないと、改善状況を把握しにくく課題もつかみにくいので、効果が上がりにくくなります。また、モチベーションが維持しにくいので挫折しがちです。

 反対に、常に見える化することを意識すると、客観的に状況を把握でき、次のアクションが見えてきます。からだマネジメントの第一歩は、日々の体調の変化や具体的なアクションを記録することから。手帳でも良し、ノートでも良し。また、オンラインメモ帳機能や、各種健康管理アプリなどを活用するのも1つの手段です。

 さらに、これらの記録と一緒に、その日の仕事のパフォーマンス具合も書いておくと、からだとパフォーマンスの関係を実感することができるでしょう。

 また、単に結果を記録するだけではなく、プロセスを記録すれば、成功法を再現することができるようになるので、確実な目標達成へと近づきやすくなります。

 日々の棚卸しや振り返りは、あなた自身の成長へとつながります。これが一流のオトコになるための4つ目の準備作業です。

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