ではなぜ、そういった人が成果をあげられないのだろうか? 成功できないのだろうか? 私が多くの会社で観察した結果、原因は次の5つだった。
大きなものを得ようと思えば、どこかでチャレンジする必要があるが、リスクの高い試みに対するチャレンジは、万人に対してハードルの高いものであり、頭が良いからといってとくにチャレンジ精神に富んでいるわけではない。
チャレンジ精神がなければ、平凡な成果にとどまるだろう。
仕事は大きくなればなるほど、1人で完結させることは難しい。もちろん例外はあるが、頭の良い人は、大抵の問題を1人でこなせるため、助けを求めることが下手である。
また、うまく助けを求める人は、上にかわいがられることも多い。人は頼られることが好きなので、時には人に頼ることが人間関係を円滑にする。
あまり優秀ではない人をどう扱うか、その態度は皆が見ている。そして、その人がどれだけ人望を得られるか、ということを決める。
あるメディアの会社に有能な方がいたが、その人には人望がなかった。なぜならば、会議でイマイチな発言をした人に対するツッコミが、的を射すぎていたからだ。
「イマイチな発言を繰り返すやつもどうかと思うが、アイツのツッコミはキツイ」というウワサが立ってしまっていた。
要は、その人の発言がまわりに恐怖感を与えてしまっていたのである。
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