“自然の情報”を計測! PRO TREK「PRW-3500」の実力を試してみた(1/5 ページ)

» 2015年09月11日 08時00分 公開
[西山武志ITmedia]

 2015年2月、カシオから新たなPRO TREKシリーズ「PRW-3500」が発売された。PRO TREKは1995年に本格アウトドアギアとしてリリースされ、進化を続けてきた腕時計だ。これまでは登山に特化されたモデルだったが、「PRW-3500」は「フィールドを選ばず、多くの人に使ってもらいたい」という思いから、「トリプルセンサーVer.3(方位・気圧&高度・温度を高精度で計測するセンサー)」と「20気圧防水」の2つの機能を初めて同時に搭載させた。このアップデートにより、高い防水性が求められる水回りのアウトドアシーンでも安心して使うことができる仕様となっている。

わずかな光でも発電し各種機能を安定駆動させる「タフソーラー」も搭載。アウトドアのアクティビティ中に電池が切れるようなことはまずあり得ないと言っていいだろう

 ……という宣伝文句だが、果たして本当に“水回りのアウトドアシーンでも安心して使うことができる”のだろうか。こればかりは、実際に使ってみないことには分からない。

 ということで、やって来たのは福島県の裏磐梯に位置する桧原湖(ひばらこ)。東京駅から新幹線と在来線を乗り継いで2時間半、そこからタクシーを30分ほど走らせるとたどり着くアウトドアスポットである。湖岸周が31.5キロメートルという広大な湖であり、夏はバスフィッシングやカヌー、冬はワカサギ釣りを目当てに多くの人でにぎわう。

桧原湖は1888年に起きた磐梯山の大噴火によって生まれた湖。近くには、季節や天候によって色の変わる「五色沼」と呼ばれる湖沼群がある

 こちらの桧原湖にて「PRW-3500」を着用しながら、筆者自身どちらも初めてとなる「バスフィッシング」と「カヌーツーリング」を体験する。

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