“自然の情報”を計測! PRO TREK「PRW-3500」の実力を試してみた(2/5 ページ)

» 2015年09月11日 08時00分 公開
[西山武志ITmedia]

クリエイティブ志向の人たちが抜け出せなくなる、バスフィッシングの魅力

SHIGO氏はJB(日本バスプロ協会)に所属しており、その中でも第一線のプロとして認定される「トップ50メンバー」の常連だ

 まずはバスフィッシングからスタート。今回は「プロアングラー」と呼ばれるバスフィッシングのプロの中でも、国内でトップレベルの実力を誇るSHINGO氏にレクチャーをお願いした。同氏はアウトドアにも精通しており、桧原湖や河口湖などでバスフィッシングのガイド活動も行っている。SHINGO氏は初めに、バスフィッシングとエサ釣りは「同じ釣りではあるけれども、全く違うもの」だと説明してくれた。

 「例えば、バスケットボールとサッカーは同じ“球技”だけど、全く違うスポーツですよね。皆さんが一般的に“釣り”と言われて想像するエサ釣りとバスフィッシングは、それくらい似て非なるもの。その違いに、バスフィッシングの面白さがあるんですよ」

 SHINGO氏のマイボートに乗って湖岸を出発し、まずはロッド(釣り竿)を振る練習から始める。手首のスナップを効かせてロッドを振らないと、擬似餌であるルアーがうまく前に飛ばないのだ。力いっぱい腕を振ってもルアーは手前の水面に落ちるだけ、コツをつかめばまったく力を入れなくとも、20〜30メートルくらいは楽に飛んでいく。

 振り方のコツをつかんだら、次はリールの巻き方の指導を受ける。ルアーの種類によってアクションの付け方はさまざまあるそうだが、基本中の基本であり極意は「一定の水深とスピードを保ってルアーを引き続けること」だとSHINGO氏は言う。これが簡単なようで、とても難しい。ただ同じ速度で巻いていればいいというわけではなく、水流やボートの動きの影響を加味しながら、巻き取る速度やロッドの立て方を調整し続けなければならない。

ルアーの水深を10センチほどでキープすると、魚からのアプローチを目視することができる

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