コラム
» 2015年09月28日 18時03分 UPDATE

がんの5年相対生存率、東京が高く沖縄が低いのはなぜ? (1/4)

国立がん研究センターが、がん患者の「5年相対生存率」を発表しました。5つの部位のがん全体で最も5年相対生存率が高いのは東京都、最も低いのは沖縄県という結果に。沖縄といえば長寿というイメージがあるのに、どうして?

[いしゃまち]
いしゃまち

 先日、国立がん研究センターが、がん患者の「5年相対生存率」を発表しました。

 「5年相対生存率」とは、がんと診断された場合に、治療によってどのくらい生命を救えるかを示すものです。あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体で5年後に生存している人の割合と比べてどれくらい低いかで表します。

 この指標が一般向けに発表されたのは、患者情報の登録を始めて以来初のことだそうですが、実はこの「5年相対生存率」には地域によってかなりの差があるのです。ここではその調査結果について、医師・高山哲朗先生のコメントとあわせて見てみましょう。

全国177の病院、16万8000人を対象とした調査

 今回の調査は2007年に実施されたもので、全国にある177のがん診療連携拠点病院で治療を受けた16万8000人のがん患者のデータがもとになっています。

 がん診療連携拠点病院とは、全国どこでも高水準のがん医療を提供できるよう整備された病院で、国によって指定されています。また、今回の調査で指標とされた「5年」という期間は、がんの治癒の目安となる期間です。さらに、5年間相対生存率ではがん以外の病気による死亡は除外されているため、この数値はがん患者の治療の効果を表すうえで非常に重要な指標だといえます。

 5年相対生存率が高ければ高いほど治療によって生命が助かるがん、低ければ低いほど治療を行っても生命を救うことが難しいがんであることを表します。

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