インタビュー
» 2015年09月30日 08時10分 UPDATE

水曜インタビュー劇場:(JAL公演):“ザ・縦割り”だったJALが、変貌できた理由 (2/7)

[土肥義則,ITmedia]

ズバリ、縦割りの企業文化

土肥: JALは2010年1月に経営破たんしたわけですが、野村さんは今も昔も総務や人事といったいわば“中”で仕事をされてきました。破たん前の社内ってどのような雰囲気だったのでしょうか?

野村: ズバリ、縦割りの企業文化でした。

土肥: 極端な言い方をすれば「自分の仕事をしてたらええやん」といった感じだったのでしょうか?

野村: そうですね。航空会社の特徴のひとつなのかもしれませんが、ひとつひとつの仕事はかなり専門性が高い。陸上のリレーでバトンを渡すように「はい、次」「はい、次」といった感じで業務が流れていって、最終的に飛行機が飛んでいく。なので、どうしてもタテタテになっていました。例えば、パイロットはパイロット、客室乗務員は客室乗務員、整備士は整備士、営業は営業といった感じで、領域ごとに組織が独立していました。

 もちろん、自分たちがやらなければいけない仕事はしっかりやっていました。ミスなく確実にやることにエネルギーを注いでいましたが、そこで終わっていたんですよね。自分の仕事が終われば、すべて終わり。“隣は何をする人ぞ”といった状況でした。

土肥: 振り返ってみて、「あ〜これは縦割りだったなあ」と思うことってありますか?

野村: 自分がやらなければいけないことは、ちゃんとやっている。そんな自負があったので、会社の業績が悪くなったときに、「売り上げが落ち込んでいるのは○○が悪い」といった感じで、他人のせいにする傾向がありました。「たくさんのお客さまを集めてこない、営業が悪い」とか「サービスの質が落ちている、客室乗務員が悪い」とか「空港での対応がイマイチ、スタッフが悪い」とか。このように、とにかく人のせいにしていました。

土肥: 他の部署がどんな仕事をしているのか、知らない人が多かったということですが、「この企業文化でいいのかな?」「オレたちの組織って、縦割り過ぎるのでは?」といった声はなかったのでしょうか?

人財本部の野村直史部長

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