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» 2015年10月01日 10時00分 UPDATE

アパレルメーカー事例に学ぶ:中堅・中小企業だからこそ海外展開で業務クラウドが必須な理由

収益を上げるために海外市場に打って出たいが、コストも時間もかけられない……。そんな悩みを抱える中堅・中小企業を支援するクラウドサービスをご存じだろうか。アパレルメーカーの成功事例などを基に紹介する。

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海外進出したい中堅・中小企業が突き当たる壁

 新聞やテレビではアベノミクスによる景気回復の効果が盛んに報じられる一方で、それを肌身で感じている人は実際にはまだ少ないようだ。一部の大企業の従業員であれば、給与・賞与アップの恩恵を受けているだろうが、中堅・中小企業となると、相変わらず厳しい経営環境に身を置いているところが多いのではないだろうか。

 国内市場の縮小で売り上げは伸びず、かといってコストは削れるところまで削った。「もうこれ以上、国内で打てる手は残されていない……」、そう踏んだ多くの中堅・中小企業の経営者が、特に製造業を中心に、安価な人件費や新たな市場を求め、思い切ってアジア新興国への進出に乗り出すケースが増えている。

ロータスビジネスコンサルティングの高鍋水城会長 ロータスビジネスコンサルティングの高鍋水城会長

 しかし、海外に打って出た数多くの中堅・中小企業が困難な課題に突き当たり、思うような経営効果を上げられずにいるという。これまで長年にわたり企業の海外進出を支援してきたロータスビジネスコンサルティングの高鍋水城会長は、このあたりの事情について次のように説明する。

 「海外拠点を新たに立ち上げる際の業務システム構築に苦労する企業は少なくありません。国内で利用していたのと同じようなシステムを新たに導入するとなると数千万円ほどかかってしまいます。何とか安くできないかと、現地ベンダーの安価な製品を導入する手もありますが、こちらは使い勝手やデータの可視化、本社のシステムとの連携などに課題があります。多くの場合、後々にまた別のシステムに入れ替える手間とコストを余儀なくされているのが現状です」

 また、システムを使い続けるためにはその面倒を日々見るIT専門要員を現地に置く必要がある。こうした要員を現地で雇うにせよ、本社から派遣するにせよ、かなりのコスト負担を強いられると高鍋氏は指摘する。

中小アパレルが抱えていた経営課題

 では、こうした課題を解決するために、中堅・中小企業が打てる手はあるのだろうか。ここでは、ある方法を用いて海外ビジネス展開におけるIT課題を解決した企業の実例を紹介しよう。

 東京都渋谷区に本社を構えるグレースは、帽子を専門に扱う中小アパレルメーカーだ。社員数46人と小規模ながら、同社は米国、香港、イスラエルに拠点を構えるグローバル企業でもある。製品のデザインは日本で行い、製造は日本国内の委託工場4社と、香港経由で中国の委託工場11社で行っている。完成した製品は、香港経由で日本、米国、欧州に出荷される。

 ほかの業界と同じく、帽子市場も年々縮小の一途を辿っており、同社は新たな市場の開拓や、より一層の経営の効率化、そして意思決定の迅速化が急務だった。にもかかわらず、戦略策定や意思決定に欠かせない正確かつ迅速な経営情報を、経営陣がタイムリーに参照する手段がなかったのだ。

 その主な理由は、各地域で導入・運用しているITシステムがまちまちで、それを使って行う業務プロセスも各国でばらばらだったからだ。例えば、委託販売に伴う処理の基準が日本と香港、米国で異なっていたため、それぞれの数字を比較検討することすらままならない。海外拠点のシステムには日本からアクセスできないため、内部でどのような処理が行われているか本社からは知る由もない。ガバナンス上のリスクという観点からも大きな問題だった。

 このような状況では、さらなるグローバルビジネスの成長はとてもではないが見込めなかった。まずは、海外拠点も含め全社レベルで経営状況を正確かつ迅速に可視化できる仕組みを整えることから始めなくてはいけない。そこで同社では、各拠点で運用する基幹システムの統一を長らく検討してきたが、コストがネックになってなかなか踏み出せなかったという。単一の拠点のみにERPパッケージ製品を導入するだけでも数千万円のコスト負担が見込まれた。これをすべての拠点に展開するとなると、膨大な費用になるのは明らかだった。

 「もはや打つ手はないのか……」、そんな矢先、ロータスビジネスコンサルティングが提案したのが、クラウド技術を使って本格的な基幹システムを安く、早く立ち上げられる「Cloud One for SAP Business One」というサービスだった。

クラウドで「安い」「早い」を実現

 Cloud One for SAP Business Oneは、世界的なビジネスアプリケーションベンダーであるSAPが中堅・中小企業向けに提供している基幹業務システム「SAP Business One」を、IBMが提供するクラウド基盤サービス「SoftLayer」を使って提供するというものだ。

 SAP Business Oneは、ビジネスアプリケーションとして世界的なベストセラー製品だけあり、その豊富な機能やグローバル対応、信頼性などには定評がある。国内でも多くの企業が採用する同製品だが、中堅・中小企業向けとはいえ導入コストは数千万円に上る。しかしCloud One for SAP Business Oneは、クラウド・サービスの特徴である月額課金の利用形態で済む。

 また、自社でITシステムを購入、設置する必要がないため、導入と立ち上げが極めて迅速に行える。ITシステムの管理はクラウド事業者側がすべて代行してくれる上、日々の面倒な管理タスクやトラブル対応などは、ロータスビジネスコンサルティングのサポート窓口が24時間×365日体制で対応してくれるため、自社内で専門要員を抱える必要もなくなる。

 まさに中堅・中小企業が抱える課題を解決するためにうってつけのサービスだったのだ。グレースではすぐにCloud One for SAP Business Oneを試験導入してみたところ、かかった初期費用はわずか37万円、月額利用料もユーザー数3人で毎月7万4400円と、通常のパッケージソフトウェアと比べ大幅に低いコストでの導入に成功した。

 高鍋氏によれば、グレースのようにクラウドを使って海外拠点のITシステムを立ち上げることには、コストやスピード以外にも多くのメリットがあるという。

 「パッケージソフトウェアを導入する場合、通常はそのライセンスを一括で買い取り、固定資産として計上します。しかし、海外拠点はまずマーケティング目的で極めて小規模で立ち上げ、市場の開拓に従って徐々に大きくしていくことが多いです。拠点開設当初から多額のIT投資を行うのは難しい。その点、クラウドなら月額利用料という変動費で処理できるため、海外拠点の立ち上げにはより適しているのです」

 なお、システム立ち上げに要した期間はわずか3週間ほどだったという。これだけ迅速な導入を可能にした理由の1つは、前述したクラウドならではのポータビリティだが、もう1つ大きかったのが、ロータスビジネスコンサルティングが提供した「業界業務プロファイル」と呼ばれるサービスだ。

 これは、さまざまな業界や業種ごとに適したシステム構成、ソフトウェアの設定、運用設計などをひとまとめにして提供するというもの。あらかじめ数多く用意されている業界業務プロファイルのうち、「中小アパレル業プロファイル」を適用したことで、グレースは短期間でのシステム立ち上げが可能となった。

 ロータスビジネスコンサルティングでは、これ以外にも組立加工業向け、中小プラント構築業向け、運送業向けのプロファイルを用意しており、グレースと同じくCloud One for SAP Business Oneを使って短期間、低コストでのシステム導入を実現した企業も多いという。

 なお、ロータスビジネスコンサルティングでは、2016年1月には、会計のみの簡易版Cloud One for SAP Business Oneをリリースする予定だという。

高い信頼性とセキュリティを担保するSoftLayer

 業界業務プロファイルという仕組み自体は、Cloud One for SAP Business Oneのクラウド基盤であるSoftLayerを提供するIBMが打ち出しているものだ。SoftLayerの仕組みを使ってより低コスト、短期間で業務システムを立ち上げられるよう、さまざまな業種業態に適したシステム構成、運用設計などを各分野に強いパートナー企業とともに提供するというもので、ロータスビジネスコンサルティングもその中の1社というわけだ。

日本IBMクラウド・エバンジェリストの北瀬公彦氏 日本IBMクラウド・エバンジェリストの北瀬公彦氏

 日本IBMクラウド・エバンジェリスト 北瀬公彦氏によれば、数多あるクラウド基盤の中でも、SoftLayerは企業が業務システムを載せるには最適だという。

 「SoftLayerは、他のクラウドと違い、ベアメタルサーバ(物理サーバ)の提供も可能です。パフォーマンス、セキュリティ、ライセンスの観点でクラウドへの移行を躊躇していたお客さまも、安心して自社システムをクラウド化することができます。また、グローバルに展開しているサービスなので、世界中に設置したアクセスポイントを通じて安定した品質でアクセスできます。SoftLayerユーザーであれば、誰でも冗長化された10GBのデータセンター間ネットワークを無料で利用できます。これは、数あるクラウドの中でも珍しいのではないでしょうか。2014年末には東京データセンターを開設したため、グローバルにビジネスを展開する日本企業にとっては最適なクラウド・サービスだと自負しています。何より、IBMが高い信頼性とセキュリティを担保していることが顧客から高い支持を得ています」

 コスト効率を最優先する中堅・中小企業向けにはパブリッククラウド形式のサービスを提供する一方で、より高いセキュリティや柔軟性を求めるユーザーにはプライベートクラウドを、さらには社内システムと同等の融通性を実現するベアメタル形式での環境も提供している。

SoftLayerのデータセンターマップ 世界中をつなぐSoftLayerのデータセンター・ネットワーク

 多くのクラウドは、固有のサービスメニューを組み合わせて新たなシステムを構築していくイメージだが、SoftLayerはユーザーがシステム構成を柔軟に設計できるので、既存の社内システムをそのまま移行して運用するのに適している。

 海外でのビジネス拡大を図りたい、あるいはシステムの導入/運用コストを見直したい中堅・中小企業は、ぜひCloud One for SAP Business Oneに触れ、その優位性を直に体感してみてはいかがだろうか。

トライアルもできます!

導入を決める前であっても、「Cloud One for SAP Business One」を試す方法も用意されている。あらかじめ必要なサンプルデータがセットされているトライアル環境が無償で利用できるのだ。


興味のある読者の方は、ロータスビジネスコンサルティングのホームページにアクセスしてみてはどうだろうか。申し込みの後、ただちにトライアル環境にアクセスするURLとユーザー名、パスワードが送られてくる。


トライアル期間中のサポート体制も万全だ。電話番号:03-5649-0105(担当:高橋和、東盛)もしくはSkypeでのチャット、メールでも質問を受け付けている。

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提供:ロータスビジネスコンサルティング株式会社
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