コラム
» 2015年10月19日 10時54分 UPDATE

蚊や糸くずが飛んでいるように見える「飛蚊症」、治療が必要? (1/3)

実際には飛んでいないのに「黒い蚊のようなものが目の前を飛んでいるように見える」という人もいるのでは。これらの症状は「飛蚊症」と呼ばれていますが、治療は必要なのでしょうか。

[いしゃまち]
いしゃまち

 実際には飛んでいないのに「黒い蚊のようなものが目の前を飛んでいるように見える」、「まつ毛にゴミが引っ掛かっているみたいに糸くずのようなもの見える」ということは、案外多くの人が経験しています。ゴミでもまつ毛についているのかと思い目をこすっても黒いものは変わらないというこれらの症状は「飛蚊症」と呼ばれています。よくある病気だからこそ放っておいて大丈夫なのか・治療の必要があるのかなど飛蚊症について詳しくみていきましょう。

 眼球の内部は空洞ではなく「硝子体(しょうしたい)」と呼ばれる卵の白身のような透明なゼリー状のものが詰まっています。外から入ってきた光がレンズの役割をしている角膜・水晶体を通り、さらにこの硝子体を通って網膜に達することで私達は物を見ています。しかし何らかの原因で透明なはずの硝子体が濁ってしまうと、その「濁り」が影となって網膜に映ってしまいます。これが黒いものが見えると言う飛蚊症の正体なのです。

飛蚊症の原因

 硝子体が濁ってしまう事で起こる「飛蚊症」ですが、この原因は大きく分けて生理的原因と病的原因の2つにわけられます。

生理的原因

  • 生まれつきの飛蚊症

 母親のお腹の中にいる胎児のころは、眼を作るために硝子体の中には血管があります。眼球が完成すると自然とこの血管はなくなっていくのですが、生まれてからもこの血管の名残がなくならず残ったままになっていることがあります。

  • 老化が原因の飛蚊症

 卵の白身のような硝子体ですが、加齢に伴いゲル状から液体へと液化してしぼんでいきます。通常は網膜とピッタリとくっついている硝子体もこの液化によって網膜とはがれ網膜と硝子体の間に隙間ができてしまいます。これを「後部硝子体剥離」と言い、硝子体の後ろの膜の部分が網膜に映り飛蚊症の症状が現れます。

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