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» 2015年12月01日 00時00分 UPDATE

2016年4月完全自由化:東ガスから「ガス」消える!? 電力小売り自由化で“イメチェン”狙う (1/2)

2016年4月に迫った電力小売りの完全自由化を控え、新たに参入する「新電力」の旗手、東京ガスが東京電力の牙城を切り崩すため、社名の変更を検討し始めた。

[産経新聞]
産経新聞

 平成28年4月に迫った電力小売りの完全自由化を控え、新たに参入する「新電力」の旗手、東京ガスが東京電力の牙城を切り崩すため、社名の変更を検討し始めた。翌29年には都市ガス小売りが自由化され、今度は攻め込まれる立場に立たされる。ガスの文字を外した社名を切り札に“エネルギー百貨店”としてのイメージを消費者に印象付け、首都圏決戦を優位に運ぶのが狙いだ。(佐藤克史)

電気とガスの自由化

 電気とガスの自由化でガス会社と電力会社の垣根がなくなる。東ガスは平成27年10月に家庭向け電力販売参入を正式表明した。同社は当面、社名を維持する方針だが、広瀬道明社長は「東京ガスという社名で電気を販売することは、よく考えるとおかしい。このままでいいのかどうかは社内でいろいろ議論している」と将来的に社名を変更する可能性を示唆した。

 東ガスと東電はガスと電力でそれぞれ約1100万件、約2700万件に上る巨大な顧客網を築いてきた。電力の場合、東電が独占する首都圏は国内電力需要の3割を占める最大消費地。しかも、人口減などに直面する地方とは異なり、成長余力がある。東電の顧客網は新電力にとって魅力だ。

 東ガスは都市ガスと電気の割安セット販売のほか、インターネット光回線やポイントサービスを組み合わせて販売する。携帯電話とのセット販売も予定し、28年1月から契約を受け付け、東電からの切り替えを働き掛ける。

ks_gas01.jpg 武州ガスなど首都圏の中堅都市ガス5社との提携発表後、ポーズをとる東京ガスの広瀬道明社長(左から3人目) =24日、東京都千代田区
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